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iPhone14 Pro Max、世界スマホ出荷首位。iPhone15も同傾向か

Apple iPhone14 Pro
 
調査会社Omdiaによると、2023年前半、世界で最も出荷台数が多かったスマートフォンはAppleのiPhone14 Pro Maxでした。2位はiPhone14 Proで、上位10モデルのうち5モデルをiPhoneが占めています。世界的にプレミアムモデルの人気が高まっており、iPhone15シリーズもiPhone15 Pro、iPhone15 Pro Maxに人気が集中すると予測されています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Omdiaが2023年の世界スマホモデル別出荷台数を発表。
2. 世界的景気悪化の中、プレミアムモデルは堅調でiPhone14 Pro Maxが首位。
3. iPhone15シリーズも上位モデルの出荷台数が順調に伸びると予測。

 

出荷台数トップはiPhone14 Pro Max

2023年前半(1月〜6月)における世界スマートフォンのモデル別出荷台数を調査会社のOmdiaが発表しました。
 
出荷台数が最も多かったモデルは、iPhoneシリーズの中で最も高価なPhone14 Pro Maxで、2,650万台が出荷されています。前年同期は、先代モデルにあたるiPhone13 Pro Maxは2位でしたが、iPhone14 Pro MaxはiPhone13 Pro Maxから出荷台数が350万台増えています
 
2位はiPhone14 Proの2,100万台でした。前年同期にiPhone13 Proの出荷台数は1,480万台で4位でしたが、iPhone14 Proは出荷台数を620万台増やして2位に上昇しています。
 
3位はiPhone14で1,650万台でした。前年同期にはiPhone13が3,370万台を出荷して首位でしたが、台数で1,720万台と半分以下に減少しているのが目立ちます。
 

 

プレミアムモデルは堅調、中・低価格モデルは低迷

2022年前半は出荷台数トップ10に、iPhoneシリーズが4モデル、Galaxyシリーズが4モデル、XiaomiのRedmiシリーズが2モデルが入っていましたが、2023年にはiPhoneシリーズが5モデルが、残り5モデルがSamsungのGalaxyシリーズでした。
 
2022年から2023年にかけての変化についてOmdiaは、世界的な経済環境の悪化と中古市場の拡大により中・低価格帯のモデルの出荷が鈍った一方で、高価格のプレミアムモデルはiPhoneユーザーの買い替え需要に支えられて堅調に伸びたため、と分析しています。
 
特に、新興市場においてiPhoneシリーズのPro、Pro Maxといったハイエンドモデルの販売台数と割合の増加が続いています。

iPhone15シリーズもProとPro Maxが人気に

Omdiaは、2023年通年のスマートフォン出荷台数は、2022年に続いて減少すると予測しています。
 
2023年後半の市場動向として、iPhone15シリーズの発売によりプレミアムモデルの構成比が増加する一方で、中・低価格帯モデルの割合が高いAndroidスマートフォンの出荷台数はさらなる減少が見込まれています。
 
Omdiaは2023年通年のiPhoneシリーズの出荷台数について、iPhone15 Pro、iPhone15 Pro Maxの出荷台数が伸びるものの、スタンダードなiPhone15、iPhone15 Plusの需要が伸び悩むため、iPhoneシリーズ全体の出荷台数は2022年と同程度か微減になる、とみています。

プレミアムモデル好調でAppleが初のシェアトップとの予測も

2023年における世界スマートフォン出荷台数は過去10年間で最小になる、との予測を先日、Counterpoint Researchが発表しています。
 
同社も、プレミアムモデルの販売が増加傾向にあることから、iPhone15発売後はAppleが初めてメーカー別首位に立つ可能性がある、と予測しています。

iPhone15 Pro Maxは世界的品薄か

iPhone15シリーズは、現地時間9月12日(日本時間の9月13日未明)に発表され、9月15日に予約受付開始、翌週の9月22日に販売開始という日程が有力視されています。
 
特に、高倍率ズームが可能なペリスコープレンズを搭載するiPhone15 Pro Maxは、発売が遅れる可能性があると噂されています。しかし世界的に人気が集中するため、発売後しばらくは品薄になると見込まれています。
 
 
Source:Omdia
Photo:Apple
(hato)

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