iPhone14 Proシリーズに搭載されているA16 Bionicは初期開発に失敗し、レイトレーシングに対応するGPUを搭載できなかったと噂されています。
対して、AMDのmRDNAアーキテクチャに基づくGPUをExynos 2200に実装済みのSamsungはこの戦略をミッドレンジ向けシステム・オン・チップ(SoC)に拡大、Exynos 1430とExynos 1480にも搭載するとの予想をリーカーが投稿しました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleはA16 Bionicの初期開発に失敗、レイトレーシング対応GPUの実装に失敗したと噂されている。
2. Samsungは、Exynos 2200に続きExynos 1430とExynos 1480にもmRDNAアーキテクチャに基づくGPUを実装する。
3. Exynos 2300の開発が中止されたことで空いた開発リソースを、Exynos 1430とExynos 1480の開発に振り分けたのかもしれない。
A16 Bionicは初期開発に失敗し、レイトレーシング対応できなかったと噂
iPhone14 Proシリーズに搭載されているA16 Bionicは、レイトレーシングに対応させるべく開発が行われるも、それに失敗し、実装できなかったと噂されています。
製造プロセスが3nmに微細化されるiPhone15 Proシリーズ向けA17 Bionicでは、レイトレーシング対応が実現されるのか注目されています。
Exynos 2300に振り分けていたリソースを活用して開発か
そうしたAppleに対し、SamsungはSoCのGPU性能強化に取り組んでおり、2024年のミッドレンジスマートフォン向けSoCであるExynos 1430とExynos 1480にもmRDNAアーキテクチャに基づくGPUを搭載する可能性が高いようです。
ただし、その主な目的は画像処理能力の向上で、ゲームをプレイする際の性能向上にはそれほど寄与しないと、リーカーのRevegnus氏(@Tech_Reve)は述べています。
SamsungはハイエンドExynosの開発に難渋しているようで、Exynos 2300の開発を中止し、Exynos 2400の開発に着手したとみられています。
Exynos 2300開発中止で空いたリソースが、Exynos 1430とExynos 1480の開発に割り当てられたのかもしれません。
Source:Revegnus(@Tech_Reve)/X via Wccftech
Photo:AliArtist3D(@aliartist3d)/X
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-550880/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania