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Globalstar、SpaceXと提携しiPhone向けSOS通信用新衛星打ち上げ

衛星SOS
 
AppleのiPhone14シリーズ向けに緊急衛星通信サービスを提供するGlobalstarが、イーロン・マスク氏率いるSpaceXと提携したことがわかりました。
 
SpaceXは、2025年中に新たな衛星を打ち上げる契約をGlobalstarと締結したと、NOLA.comが報じています。契約金額は6,400万ドル(約93億5,700万円)にのぼります。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. GlobalstarとSpaceXが新たな衛星打ち上げで提携した。
2. SpaceXは2025年中に新たな衛星を打ち上げる。
3. 新衛星により、iPhoneの衛星通信範囲の拡大が期待される。

両社の契約はAppleに利益をもたらす

今回の両社の提携は、Appleに確実に利益をもたらします。
 
現時点では緊急衛星通信サービスを利用可能なのはiPhone14シリーズのみですが、現地時間9月12日に開催されるイベントで発表されるiPhone15シリーズ以降のiPhoneが、同機能を搭載するのは確実だからです。
 
また緊急衛星通信サービスが利用可能な地域は、現時点ではアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、アイルランド、オーストリア、ベルギー、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガルに限定されるものの、新たな衛星打ち上げにより、利用可能な地域の拡大が期待されます。

将来的には衛星通信がさらに活用される可能性も

GlobalstarとSpaceXの提携は今回が初めてではありません。SpaceXは昨年、米フロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターからの衛星打ち上げにおいても、Globalstarを支援しています。
 
現時点では衛星通信は緊急通信にのみ利用されていますが、将来的には一般的な音声通信やインターネット接続にも活用される可能性があります。
 
SpaceXの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏は、iPhone14発表当時、衛星通信機能についてAppleと具体的に交渉したと話していました。SpaceXが直接iPhoneにサービスを提供する運びにはならなかったものの、Globalstar経由で間接的に衛星通信サービスを提供することになるようです。

 
 
Source:NOLA.com via 9to5Mac
(lunatic)

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