製造の課題を抱えていると噂されているiPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズについて、iPhone15 Proシリーズの課題が先に解消されるとの見込みを経済日報が伝えました。
iPhone15シリーズには新搭載されるソニー製4,800万画素イメージセンサーの供給数不足が、iPhone15 Proシリーズにはチタニウム合金製筐体への有機EL(OLED)ディスプレイ組み付け時に解決すべき課題が生じているとみられています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15シリーズとiPhone15 Proシリーズの製造において、解決すべき課題があると噂されている。
2. iPhone15 Proシリーズの課題は先に解消される見込み。
3. iPhone15シリーズ用広角カメラのイメージセンサー不足の歩留まり率は、未だ低いまま。
iPhone15 Proシリーズで指摘される製造上の課題
iPhone15 Proシリーズの製造において、OLEDディスプレイをチタニウム合金に組み付ける低圧射出オーバーモールディング(LIPO:Low Injection Pressure Overmolding)工程において、LG Displayが製造したOLEDディスプレイにのみ不具合が生じたことで、Samsung Displayが製造数を増やして対応していると伝えられていました。
経済日報によれば、この不具合は解消に向かっているとのことです。
ソニー製イメージセンサーの供給不足報道続く
それに比べて深刻なのは、iPhone15シリーズの広角カメラ用4,800万画素イメージセンサーの供給数不足と、経済日報は指摘しています。
これは、ソニーが製造する2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサーの歩留まり率が低いまま留まっていることが原因で、以前から報道されていますが未だ解消には至っていないようです。
全製造台数の40%を、iPhone15 Pro Maxが占める可能性
製造上の課題がありながらも、iPhone15 Proシリーズの製造台数がiPhone14 Proシリーズよりも6%増加、iPhone15シリーズが製造台数全体に占める割合は40%なのに対し、iPhone15 Proが20%、iPhone15 Pro Maxが40%に達する見通しです。
経済日報の報道通りであれば、製造台数が多いiPhone15 Proシリーズの課題が先に解消されることになります。
Source:経済日報
Photo:Weibo, Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-551576/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania