質実剛健なシンプルさを体現するドイツ時計ジンの「356フリーガー・クラシック」

＆GP

1年前

ドイツが誇るプロフェッショナルウォッチの名門Sinn（ジン）より、アイコニックなパイロットクロノグラフ・356シリーズの最新作として「356 フリーガー・クラシック JUB」（72万6000円）が登場しました。

同モデルのレギュラー化25周年を記念したアニバーサリーモデルは、アンスラサイトのダイヤルにクラシカルな表情をたたえた、世界限定500本の特別なバイコンパックス・クロノグラフです。

いまではブランドを代表する人気モデルとして知られる356シリーズですが、そのルーツは1996年に日本限定で製作された300本の限定モデルに遡ります。コンパクトな38.5mmサイズの「256 パイロット・クロノグラフ」をベースに、あえて回転ベゼルを省いたスリムなシルエットを採用したこの限定モデル。

「256」譲りのマットブラックダイヤルに刻まれた“FLIEGER（ドイツ語で「パイロット」の意味）”の刻印、サンドマット仕上げのステンレススティール製ケース、耐衝撃性に優れたアクリルガラスなど、エレガントな意匠は日本市場において大いに成功を収め、やがて1998年12月より正式なコレクションとしてレギュラーモデルの仲間入りを果たすこととなったのです。

今回登場の「356 フリーガー・クラシック JUB」は、このレギュラー化25周年を祝して登場する特別モデル。ケースサイズはオリジナルモデルとほぼ同じ38.5mm径×15mm厚ですが、風防とケースバックには耐久性に優れたサファイアクリスタルガラスを採用。ワンランク上の質感がスペシャル感を演出します。

またムーブメントには、56時間のパワーリザーブを備えた自動巻きクロノグラフ・キャリバー SW510を採用。従来のレギュラーモデルとは異なり、スモールセコンドカウンターとクロノグラフ30分積算計の2カウンター構成を採用、バイコンパックスに配置したシルバーマットのサブダイヤルがダイヤルのアンスラサイトとの間でと美しい調和を見せています。

また時分針と秒針にはロジウムメッキと夜光塗料を施して、美観の向上とともに視認性にも貢献しています。

クラシカルなルックスについ目が行きますが、DIN8309に準拠する4800A／mの耐磁性、DIN8310の確かな防水性、さらに万一に備えた減圧耐性など、質実剛健なつくりにジンらしさが光ります。

さらに同梱のストラップにも注目を。今回のモデルでは、どこかノスタルジックなダイヤルの雰囲気に合わせて、ボアレザー（イノシシ革）ヌバックストラップを採用しています。ドイツ・ヘッセン地方のイノシシからとれる地域限定のストラップは、あたたかみのある素朴な手触りのなかに野性動物ならではの生命力を感じさせるもの。

グレーとサンドカラーの2色が同梱されるので、気分に合わせて付け替える楽しさも味わえます。

なお、同じくバイコンパックスデザインをまとったクロノグラフとして「356 フリーガー・クラシックAS.E」「356 フリーガー・クラシックW」（いずれもレザーストラップモデル：60万5000円、ブレスレットモデル：62万7000円）も同時発売。

こちらもムーブメントには同じくSW510を採用していますが、風防は強化アクリル、ケースバックもねじ込み式ステンレススティール仕様。またダイヤルカラーについては「356 フリーガー・クラシックAS.E」がアンスラサイトのグラデーションにマットブラックカウンター、「356 フリーガー・クラシックW」ではマットシルクにブラックのカウンターを合わせた“パンダ”デザインを採用しています。特別モデル・通常モデルとも、発売はいずれも秋頃予定です。

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＜文／&GP＞

Original:https://www.goodspress.jp/news/554047/
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