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iPhone、Apple Watch、AirPodsの連携で衝撃検出改善〜特許出願

Crash detect iPhone AW AirPods
 
Appleが、ユーザーが所持及び装着するiPhone、Apple Watch、AirPodsを連携させることで、事故時の衝撃や転倒の検出精度を向上させることを検討していることが、出願された特許から明らかになりました。
 
今回出願された特許には、各製品に搭載されたセンサーで測定したユーザーの動きを連携させることで、事故時の衝撃や転倒の検出精度向上に結びつける仕組みが記されています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone、Apple Watch、AirPodsを連携させることで、事故時の衝撃や転倒の検出精度を向上させる仕組みを実現するための特許が出願された。
2. 特許には、AirPodsのモーションセンサーの測定データも事故時の衝撃や転倒の検出精度に活用すると記されている。
3. iPhone、Apple Watch、AirPodsを常に持ち歩いているユーザーの増加を鑑みると、本特許は有用と考えられる。

特許の内容

Appleが現地時間に米国特許商標庁(USPTO)に出願した特許は、「衝撃検出のためのデバイスとシステム」と題されたものです。
 
特許には、衝撃検出(事故時の衝撃や転倒の検出)はiPhoneが中心的な役割を果たし、それとペアリングされた「頭部に装着中のデバイス=AirPods」のモーションセンサーで測定したデータを活用することが記されています。
 
また、iPhoneとペアリングされたApple Watchも同じように用いられます。
 
これら3つのデバイスを連携させ、測定データを総合的に分析することで、デバイス単独で転倒や事故時の衝撃を検出するよりも、精度が向上すると特許には記されています。

特許内の説明図

ユーザーが頭部にAirPods(下記図表1の102)、手首にApple Watch(104)を装着し、ポケットにiPhone(106)を収納している状態で前向きに転倒した場合、加速度は地面から離れるほど増すことが理解できます。
 
つまり、iPhone単独で転倒を判別するよりも、AirPodsを連携させたほうが精度が向上することが期待できます。
 
iPhone以外のApple製品の所有率が年々増加していますので、今回出願された特許の有用性が高まると考えられます。
 

 
 
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple
(FT729)

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