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スマホ利用実態調査:SNS利用率トップはX、利用時間ではTikTok

iPhoneを使う女性
 
MM総研は「スマートフォンサービス利用実態(2023年7月調査)」を発表しました。1週間のスマートフォン利用時間は約20時間で、通話時間はIP・アプリ電話での通話時間が携帯電話番号での通話時間を上回っています。SNSの利用率トップはTwitter(2023年7月下旬にXに名称変更)でしたが、利用時間トップはTikTokがわずかな差で上回りました。

 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. MM総研がスマホ利用実態の調査結果を発表。
2. 通話時間は、IP・アプリ電話が携帯電話番号を上回った。
3. SNSの利用率トップはTwitter(X)の59.2%、利用時間はTikTokが首位。

 

1週間のスマホ利用時間は約20時間

MM総研の「スマートフォンサービス利用実態(2023年7月調査)」は、2023年7月に15~69歳の男女を対象にWebアンケートで実施され、27,543人のプレ調査回答者から本調査回答者1,625人を抽出しています。
 
1週間あたりのスマートフォン利用時間(通話時間を除く)の全体平均は1,189分(約20時間)でした。
 
契約サービス別では、MNO4社は1,216分、サブブランドは1,163分、MVNOは1,134分の順に多くなっています。
 

 

IP・アプリ電話の通話時間、携帯番号の通話時間を上回る

携帯電話番号での通話と、IP電話・アプリ電話での1週間の音声通話時間を、契約サービス別で見たのが以下のグラフです。
 
携帯電話番号での通話時間は、MNO4社が15.4分、サブブランドは16.3分、MVNOは7.2分でした。
 
IP電話・アプリ電話の通話時間は、MNO4社は18.9分、サブブランドは18.8分、MVNOは7.5分でした。
 
各サービスとも、IP電話・アプリ電話の通話時間が携帯電話番号での通話を上回る結果となりました。
 
携帯電話番号とIP電話・アプリ電話からの通話時間合計は、MNO4社は34.3分、サブブランドは35.2分、MVNOは14.7分と、MVNO利用者の音声通話時間の短さが目立ちます。
 

 

SNS:利用率トップはTwitter(現X)

調査では、SNS、音楽配信、有料動画の各サービスについて、利用率と利用時間も尋ねています。
 
SNSで最も利用率が高かったのはTwitter(現在のX)で、59.2%で、1週間あたりの利用時間は105分でした。
 
2位以下の利用率と利用時間は、Instagramの55.8%(96分)、Facebookの33.8%(51分)、TikTokの20.2%(106分)、Pinterestの11.1%(66分)と続いています。利用率で4位のTikTokは、利用時間では僅差で首位になっています。
 

音楽配信サービス:利用率トップはYouTube Music

音楽配信サービスで利用率トップはYouTube Musicの27.7%で、1週間あたりの利用時間は103分でした。
 
2位以下はSpotifyが25.3%(144分)、Apple Musicが19.6%(132分)、Amazon Music Unlimitedが16.5分(152分)、LINE Musicが10.4%(124分)の順です。
 
利用率で3位のAmazon Musicが利用時間ではトップで、利用率トップのYouTube Musicは利用時間では5番手となっています。

 

有料動画配信:利用率トップはAmazonプライムビデオ

有料動画配信サービスで利用率トップは、Amazonプライムビデオの39.5%と2位以下に大きな差をつけています。1週間あたりの利用時間は141分でした。
 
2位以下はNetflixが14.4%(202分)、YouTube Premiumが14.1%(209分)、U-NEXTが6.7%(187分)、Huluが6.3%(162分)と続いています。
 
平均利用時間ではYouTube PremiumとNetflixが週に200分を超えています。
 
なお、ICT総研が2023年4月に公開した調査結果では、利用率トップはAmazonプライムビデオで、利用者満足度のトップはU-NEXTでした。
 
 
Source:MM総研
Photo:picjumbo
(hato)

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