2020年に発売されたiPhone12が、今になってフランスで販売禁止とされることが検討されている、とReutersが伝えています。このモデルの比吸収率(略:SAR、機器から身体に吸収される高周波エネルギーの割合を示す指標)が法的に許可されているよりも高かったのがその理由と説明されています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2020年に発売されたiPhone12が、フランスで販売禁止とされることが検討されている。
2. 比吸収率が法的に許可されているよりも高かったのが理由と説明されている。
3. Appleはソフトウェアアップデートでの解決を約束している。
Appleはソフトウェアアップデートでの解決を約束
iPhone12が欧州の放射線被ばく制限に抵触することがわかり、このまま行けば販売禁止になると危惧されていたようですが、フランスのデジタル経済担当次官であるジャン・ノエル・バロ氏によれば、この問題はソフトウェアアップデートで解決可能とのことです。
Appleはすでに、フランスのユーザーのみに向けて特別なソフトウェアアップデートをリリースすることを約束しています。
「iPhone12がフランスで販売され続けることを楽しみにしています」
Appleはフランスのテスト結果に異議
Appleによると、「iPhone12は2020年に発売された比較的古いモデルだが、複数の国際機関から世界標準に準拠していると認定されている」とのことで、フランスの放射線調査結果に異議を唱えています。
ベルギー当局は現地時間14日、フランスの発表を受け、iPhone12に関連する潜在的な健康リスクを検討すると述べており、Appleはフランス以外でもソフトウェアアップデートのリリースを迫られる可能性もありそうです。
Source:Reuters (1), (2) via 9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-553033/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania