AppleとGoldman Sachsは昨年、株式取引機能をiPhoneに導入することを検討していたと米CNBCが報じています。この計画に詳しい情報筋の3人によると、この機能は、「Robinhood(ロビンフッド)」のような株式取引アプリに対抗するもので、ユーザーはiPhoneから直接株式を売買することができるようになるはずだったということです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1.AppleとGoldman Sachs、株式取引機能をiPhoneに導入することを昨年検討。
2.プロジェクトは低金利で株式取引に関心が寄せられていた2020年に開始。
3.株式市場で損失を出したユーザーの反発を懸念してプロジェクトは一時中断。
昨年、株式取引機能をiPhoneに導入することを検討
経営陣が提案したと思われる機能の1つは、余剰資金を持つiPhoneユーザーがApple株に投資できる機能だったといいます。これは、AppleとGoldman Sachsの提携を強化するもので、現在はApple Card、Apple Pay Later、Daily Cash Savingsで提携しています。
このプロジェクトは低金利で株式取引に関心が寄せられていた2020年に開始され、Appleはこの機能を開発し、2020年のある時点で提供する予定でした。しかし、昨年市場が悪化した際にAppleとGoldman Sachsは、ユーザーが株式市場で損失を出した場合の反発を懸念してプロジェクトを一時中断し、Apple Cardユーザー向けの高金利の普通預金口座に再び焦点を当てたということです。
株式取引機能のインフラはほぼ構築されており、Appleが最終的に計画を進めることを決定した場合には、すぐにでもローンチできる状態になっていますが、今のところ同社がそれを行う兆候は見えていません。
Source:CNBC via MacRumors
(m7000)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-553947/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania