将来のiPhoneには、端末の側面にミニディスプレイが搭載されるかもしれません。Appleが更新した特許の内容から、現在は電源ボタンや音量ボタンがある位置に、Touch Barのようなディスプレイを搭載できないか検討していることが分かりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleがiPhoneの側面にディスプレイを設ける特許を更新。
2. Touch Barのような独立型ディスプレイが想定されている。
3. 音量ボタンや電源ボタンを感圧式にする計画からも、端末側面の改善意欲は明らか。
iPhone向けのTouch Barに?
Appleが開発しているのは、iPhone向けのTouch Barとも言うべき仮想ボタンです。
Touch Barは現在、一部のMacBook Proで搭載されているのみですが、アプリに応じたボタンが有機EL(OLED)ディスプレイ上に登場したり、Siriをワンタッチで使えたりと、痒いところに手が届く機能です。
過去にはGalaxy Note Edgeも
スマートフォンの側面を有効活用する試みは珍しくなく、過去にはSamsungが「Galaxy Note Edge」で、曲面ディスプレイのベゼル際にアプリのショートカットを配置できるようにしたこともあります。
Appleも2014年に同様の特許を取得していますが、有効期限が切れたため、改めて「側面ディスプレイを搭載した電子デバイス」として再申請するに至りました。
以前の特許ではGalaxy Note Edgeのような曲面ディスプレイも想定されていましたが、今回はメインディスプレイとは別に、独立したディスプレイが側面に配置されているデザインに注目が集まっているのも特徴です。
ミニディスプレイにこだわり見せるApple
一時期は「ユーザーが物理的な感触を好んだから」との理由で廃止されたTouch Barも、2022年の13インチMacBook Proで再度復活したほか、iPhone15シリーズは「ソリッドステートボタン」を搭載する計画も噂されていました(iPhone16シリーズで改めて搭載との観測もあります)。
このソリッドステートボタンとは、iPhone SE(第2世代)に搭載されているホームボタンと同じ感圧式で、現在は物理的に指で押し込むタイプの、電源ボタンと音量ボタンがこれに置き換わる予定です。
こうしたことからも、Appleが側面の新体験や有効活用にこだわっているのは明らかで、今回特許を更新したからには、同社が今後のiPhoneで実装を視野に入れている公算は大きそうです。
Source:AppleInsider,USTPO
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-554055/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania