昔からAppleは、熱狂的なファン、いわゆる“信者”が多いメーカーとして知られてきましたが、消費者を対象にした新たな調査で、ユーザーからブランドが高く支持されていることが改めて明らかとなりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. ブランドの魅力度を測る調査でAppleはNetflixと僅差の2位に。
2. スマートフォン市場のライバルSamsungは24位に留まった。
3. Appleが独自路線を堂々と貫けるのは、ユーザーの忠誠度が高いからこそでもある。
Netflixと同等のスコア
調査企業Bionicが実施した、消費者のブランド忠誠度(ロイヤルティ)ランキング調査で、AppleはNetflixに次ぐ2位となりました。とはいえ、ブランド認知度が0.79点、忠誠度が2.98点のNetflixに対して、Appleは認知度が0.82、忠誠度が2.62点だったので、ほぼ肉薄していると言えるでしょう。
もちろんスマートフォン企業の中では圧倒的で、ライバルのSamsungは認知度こそ1.01とAppleを上回ったものの、忠誠度では1.15と大きく差をつけられました。ランキングでは24位でした。
Bionicは「iPhoneユーザーの92.6%が次のスマートフォンもAppleにこだわるという調査結果が出ているのに対し、Samsungユーザーは74.6%に留まった」として、Appleユーザーの忠誠度の高さが裏付けられていると強調しています。
今回のランク付けには、イギリスの世論調査会社YouGovのデータに加え、Googleの検索結果やSNSの統計分析が用いられました。
「みんなうれしいUSB-C」は自信の表れ?
自社製品に対する忠誠度の高さは、売上の安定に大きく直結するため、各社躍起になるテーマです。
くしくも先日、iPhone15シリーズの特設ページに掲載された「みんなうれしいUSB-C」「これで、ケーブルだらけの毎日とはお別れです」という下りがインターネットで物議を醸しましたが、これもAppleが忠誠度の高さに絶対の自信を持っている証拠と言えそうです。
というのも、世の中がUSB Type-C(USB-C)で統一されるなか、あくまでも独自規格のLightningにこだわり、「ケーブルだらけ」にする原因を作っていたのは他ならぬAppleだからです(完全な移行は2025年が目処)。
しかしAppleは、多くのユーザーが前向きな改良として素直に受け止めてくれると考えたからこそ、この言葉を選んだのでしょう。普通の企業ならば消費者の挑発になりかねない文句も、忠誠度の高いAppleならば魅力的な宣伝になる(とAppleは考えている)というわけです。
Source:AppleInsider
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-554081/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania