建設DXサービス「SPIDERPLUS」を開発提供するスパイダープラス株式会社は、NTTコミュニケーションズ株式会社のグループ会社でタイに本社を構えるMobile Innovation Company Limited(以下、Mobile Innovation)とのパートナーシップ関係を強化することを発表しました。
タイとインドネシアでの「SPIDERPLUS」導入拡大を見据え、サポートとオンボーディングに注力する構えです。
図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」
同アプリをインストールしたタブレットで、電子化した図面や資料を持ち運べるため、携行物を大幅に削減可能。よく使う図面の抽出や切替表示もできます。
タブレットで撮影した画像やメモは、図面データに紐づけてクラウドで共有できるため、遠隔地からでも現場状況を明確に把握できるでしょう。
このほか、各種検査機器と連携した検査記録、記録帳票のワンクリック作成、簡単に編集できる電子小黒板など、さまざまな機能を実装しています。
2023年6月末時点で全国約1,700社に導入されており、1か月で数十時間の労働時間削減を実現したケースもあるようです。
タイ・インドネシア市場のポテンシャルに注目
スパイダープラス株式会社は、市場の安定性・建設投資額のバランスの良さ・安全や質に対するニーズの高まりといった3つの理由から、タイを注力地域と位置づけています。
2023年5月からは、タイ市場での導入拡大を見込んで、タイ語でのユーザーサポートやオンボーディングの取り組みを開始しました。
また、東南アジア地域において、3億人近くの人口を有し、2022年のGDP成長率が5.31%*を記録したインドネシアも、高いポテンシャルのある市場と見なしているようです。
* インドネシア中央統計庁2023年の発表に準拠
かゆいところに手が届く包括的なサポート提供へ
スパイダープラス株式会社は、このたびの関係強化により、ミッションである「“働く”にもっと『楽しい』を創造する。」を早く、広く実現することを目指します。
今後は導入件数の拡大にとどまらず、現地顧客のかゆいところに手が届く包括的なサポート対応を安定して提供できるよう、関係強化につとめ、さらなるシェア拡大を目指すとのことです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000030510.html
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/219769
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口千穂