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超急速充電可!OPPOの新作「Reno10 Pro 5G」はなんと28分で充電完了!

OPPOがスマートフォンの新機種「OPPO Reno10 Pro 5G」の日本発売を発表。10月6日から順次発売されます。

▲9月28日に東京都内で新製品発表会を開催。OPPOの日本法人であるオウガ・ジャパンの専務取締役 河野謙三氏(左)がOPPOの現況や、新機種発売までの経緯を紹介。プロダクトマネージャーの中川裕也氏(右)が製品プレゼンテーションを行った

OPPO Reno10 Pro 5G(以下、Reno10 Pro)は、大手キャリアはソフトバンクだけが取り扱います。MVNOはIIJmioとmineoが取り扱い、量販店、ECサイトでも購入可能。価格は販売チャネルによって異なり、ソフトバンクでは8万640円、mineoでは7万7880円、OPPO公式オンラインショップでは8万6800円などとなっています。

▲OPPO Reno10 Pro 5Gの販売チャネル

▲ソフトバンクからは “神ジューデン” 対応機種として発売される

 

■“28分でフルチャージ”を発表会で実演

Reno10 Proは、プロセッサーに「Snapdragon 778G 5G」を搭載するミドルハイモデル。日本での売れ筋である「Reno A」シリーズとハイエンドの「Find」シリーズの中間に位置付けられます。

Reno10 Proには3つの大きな特徴があります。まず、80Wの急速充電に対応していること。OPPO独自の「SUPER VOOC フラッシュチャージ」という技術により、残量2%の状態から、わずか28分で100%まで充電できるとのこと。発表会では、約1%の状態から充電を始めるデモが披露されましたが、なんと約26分で100%に達していました。

▲発表会の開始直後に充電がスタート

▲約26分の経過後には100%に達していた

バッテリー容量は4600mAhなので、1日で電池残量がピンチになる心配はなさそう。また、OPPO独自のBHE(Battery Health Engine)技術により、バッテリーの長命化も実現。購入当初のような使用感を約4年間維持できるそうです。

▲BHGによって一般的なスマホの2倍の約4年間の電池寿命を見込める

 

■カメラの性能はフラッグシップ級

次なる特徴は、OPPOの得意分野であるカメラ性能。リアカメラは広角(約5000万画素/F値1.8)+望遠(約3200万画素/F値2.0)+超広角(約800万画素/F値2.2)の3眼。フロントカメラは約3200万画素/F値2.4。いずれもソニー製の新しいイメージセンサーを採用し、フラッグシップ級のカメラシステムを搭載しています。

▲すべてのカメラにソニー製のイメージセンサーを採用

▲0.6倍、1倍、2倍、5倍をワンタッチで切り替えられる

▲デフォルトでは画素を結合させて高感度で撮影できるようになっているが、約5000万画素が個々に独立した状態で高解像度で撮影することも可能

▲特殊な撮影モードも充実

光学2倍で撮れる望遠カメラとフロントカメラには、ソニーと共同開発した「IMX709」というフラッグシップ級のセンサーを搭載。美しいポートレートが撮れるように進化したことがアピールされました。

▲焦点距離46mm相当の望遠カメラで、美しいポートレートを撮影可能

▲フロントカメラの性能はトップクラス

 

■どちらも高級感あり! カラバリ選びは迷うかも

3つ目の特徴は、ハイエンドモデルと見紛うような美しいデザイン。カラバリはグロッシーパープルとシルバーグレーの2色で、背面パネルにはそれぞれ異なる仕上げが施されています。グロッシーパープルはガラスを生かした美しい光沢仕上げ、シルバーグレーはOPPO独自の「OPPO Glow」という塗装を施し、サラサラした質感と、落ち着きのある輝きを両立させています。

▲左がシルバーグレー、右がグロッシーパープル。背面の質感が異なる

▲カメラ部にはスピンヘアライン加工が施されている

ディスプレイは約6.7インチの有機EL。ベゼルが細く、エッジにカーブが施されているので、厚さ約7.9mmというスペック以上に薄く感じました。

▲本体サイズは約163×75×7.9mmで、重さは約185g。大画面で、大容量バッテリーを内蔵しているわりにはスリム

なお、OPPOの従来モデルは、右に電源ボタン、左に音量ボタンを配置していましたが、Reno10 Proは右に音量ボタンと電源ボタンを搭載し、Androidスマホとして一般的な配置になっています。

▲音量ボタンと電源ボタンは右側面に配置

 

■RAMの拡張、eSIM、おサイフケータイにも対応

指紋センサーはディスプレイ内に搭載し、フロントカメラによる顔認証にも対応。メモリ(RAM)は8GBで、使用していないストレージの領域を使って最大8GBの仮想メモリを増設することもできます。

nano SIMは1枚しか挿せませんが、 eSIMを追加して、2回線を使い分けることも可能。防塵・防水性能はIP54で、多少水がかかったりする程度なら問題がない “生活防水” レベル。おサイフケータイにも対応しています。

▲おサイフケータイにも対応

OPPOは、以前は日本向けにハイエンドモデルも出していましたが、ここ1〜2年は売れ筋のReno Aシリーズと、エントリーのAシリーズに絞り、寂しく感じていた人も少なくないようです。

発表会に登壇した専務取締役の河野謙三氏は、「日本でのOPPOの認知度が高まり、流行り病(コロナ)もやっと落ち着いてきた。これから再びトレンドリーダーとなるべく、ポートフォリオを変更していく」と話していました。今回発表されたReno10 Proはミドルハイですが、ハイエンドモデルの発売も視野に入れているとのこと。期待しましょう。

▲今後、急速充電対応モデルを中心氏、日本向けのラインナップを強化していくという

>> OPPO

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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