OPPOがスマートフォンの新機種「OPPO Reno10 Pro 5G」の日本発売を発表。10月6日から順次発売されます。
OPPO Reno10 Pro 5G(以下、Reno10 Pro)は、大手キャリアはソフトバンクだけが取り扱います。MVNOはIIJmioとmineoが取り扱い、量販店、ECサイトでも購入可能。価格は販売チャネルによって異なり、ソフトバンクでは8万640円、mineoでは7万7880円、OPPO公式オンラインショップでは8万6800円などとなっています。
■“28分でフルチャージ”を発表会で実演
Reno10 Proは、プロセッサーに「Snapdragon 778G 5G」を搭載するミドルハイモデル。日本での売れ筋である「Reno A」シリーズとハイエンドの「Find」シリーズの中間に位置付けられます。
Reno10 Proには3つの大きな特徴があります。まず、80Wの急速充電に対応していること。OPPO独自の「SUPER VOOC フラッシュチャージ」という技術により、残量2%の状態から、わずか28分で100%まで充電できるとのこと。発表会では、約1%の状態から充電を始めるデモが披露されましたが、なんと約26分で100%に達していました。
バッテリー容量は4600mAhなので、1日で電池残量がピンチになる心配はなさそう。また、OPPO独自のBHE(Battery Health Engine)技術により、バッテリーの長命化も実現。購入当初のような使用感を約4年間維持できるそうです。
■カメラの性能はフラッグシップ級
次なる特徴は、OPPOの得意分野であるカメラ性能。リアカメラは広角(約5000万画素/F値1.8)+望遠(約3200万画素/F値2.0)+超広角(約800万画素/F値2.2)の3眼。フロントカメラは約3200万画素/F値2.4。いずれもソニー製の新しいイメージセンサーを採用し、フラッグシップ級のカメラシステムを搭載しています。
光学2倍で撮れる望遠カメラとフロントカメラには、ソニーと共同開発した「IMX709」というフラッグシップ級のセンサーを搭載。美しいポートレートが撮れるように進化したことがアピールされました。
■どちらも高級感あり! カラバリ選びは迷うかも
3つ目の特徴は、ハイエンドモデルと見紛うような美しいデザイン。カラバリはグロッシーパープルとシルバーグレーの2色で、背面パネルにはそれぞれ異なる仕上げが施されています。グロッシーパープルはガラスを生かした美しい光沢仕上げ、シルバーグレーはOPPO独自の「OPPO Glow」という塗装を施し、サラサラした質感と、落ち着きのある輝きを両立させています。
ディスプレイは約6.7インチの有機EL。ベゼルが細く、エッジにカーブが施されているので、厚さ約7.9mmというスペック以上に薄く感じました。
なお、OPPOの従来モデルは、右に電源ボタン、左に音量ボタンを配置していましたが、Reno10 Proは右に音量ボタンと電源ボタンを搭載し、Androidスマホとして一般的な配置になっています。
■RAMの拡張、eSIM、おサイフケータイにも対応
指紋センサーはディスプレイ内に搭載し、フロントカメラによる顔認証にも対応。メモリ(RAM)は8GBで、使用していないストレージの領域を使って最大8GBの仮想メモリを増設することもできます。
nano SIMは1枚しか挿せませんが、 eSIMを追加して、2回線を使い分けることも可能。防塵・防水性能はIP54で、多少水がかかったりする程度なら問題がない “生活防水” レベル。おサイフケータイにも対応しています。
OPPOは、以前は日本向けにハイエンドモデルも出していましたが、ここ1〜2年は売れ筋のReno Aシリーズと、エントリーのAシリーズに絞り、寂しく感じていた人も少なくないようです。
発表会に登壇した専務取締役の河野謙三氏は、「日本でのOPPOの認知度が高まり、流行り病(コロナ)もやっと落ち着いてきた。これから再びトレンドリーダーとなるべく、ポートフォリオを変更していく」と話していました。今回発表されたReno10 Proはミドルハイですが、ハイエンドモデルの発売も視野に入れているとのこと。期待しましょう。
>> OPPO
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/558527/
- Source:&GP
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