
 
iPhone SE(第4世代)はiPhone14をベースに開発、有機EL(OLED)ディスプレイの供給元を中国BOEかTianmaに変更することで部品単価を削減し、外部接続端子はUSB-Cを採用して2025年に発売されるとの情報があると、China Timesが伝えました。
 
China Timesは、搭載されるチップはA15 Bionicの可能性が高いと述べています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone SE(第4世代)はiPhone14をベースに開発され、OLEDディスプレイの供給元、外部接続端子が異なる。
2. OLEDディスプレイの受注を巡って2社が競っており、Appleに対し安い卸価格を提示する可能性が高い。
3. iPhone14ベースであってもiPhone SE(第3世代)なみの販売価格が実現するかもしれない。
iPhone SE(第4世代)の仕様はどうなる?
China Timesが入手した情報では、iPhone SE(第4世代)はベースとなるiPhone14と比べて下記の点が異なるようです。
 
- OLEDディスプレイは、BOEかTianmaが供給
 - 外部接続端子がLightningからUSB-Cに変更
 - カメラの仕様
 
 
このうち、カメラについては2眼ではなく1眼になるとの噂があります。また、登場時期を考えれば、外部接続端子はUSB-Cを採用せざるを得ません。
 
China Timesの報道でこれまでと異なるのはOLEDディスプレイの供給元に関することで、BOEとTianmaが受注を競っているようです。
 
BOEは戦略的な価格提示(Samsung DisplayやLG Displayよりも安い)を行うとみられており、それとTianmaが受注を巡って競う状況は、Appleにとって安い卸価格で入手することに繋がります。
SEモデルの販売価格を高く設定することは困難と著名記者が予想
Bloombergのマーク・ガーマン記者は、AppleはAndroidスマートフォンへの対抗上、SEモデルの販売価格を値上げするのは難しく、次期モデルも現行モデルと同程度の販売価格が維持されると予想していました。
 
iPhone SE(第4世代)が搭載するチップがA15 Bionicのままで、OLEDディスプレイを廉価なものに変更すれば、iPhone14ベースであっても販売価格を抑えることが可能になりそうです。
 
 
Source:China Times
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-555359/
 - Source:iPhone Mania
 - Author:iPhone Mania