スマートホーム規格「Matter1.0」がリリースされてから1年が経過しました。Matter対応のスマートホーム機器の数は順調に増えているものの、使いにくさや対応機器の種類の少なさなど、まだ多くの課題を抱えています。
2023年5月にはMatter 1.1がリリースされ、2023年11月にはMatter 1.2のリリースが予定されています。この次期規格の登場により、さらに多くのスマートホーム機器がMatterに対応することが期待されています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Matter 1.0リリースから1年が経過した。
2. 2023年11月にはMatter 1.2のリリースが計画されている。
3. Matter対応スマートホーム機器の数と種類が増えている。
Matterによってクロスプラットフォームが実現
乗り越えるべき課題は少なくないものの、この1年で主要なスマートホーム機器が、Apple Home、Amazon Alexa、Google Home、Samsung SmartThingsが参加するMatterに対応したという点は、評価すべきでしょう。
Amazon、Apple、Google、Samsungはそれぞれスマートホーム規格を提唱しており、これまでは各自の規格に準拠したデバイスしか、使うことができませんでした。
それがMatterに対応したスマートホーム機器であれば、「Alexa」「Siri」「Google」のいずれの呼びかけにも反応、操作することができるようになったのです。
ネットに接続していなくても操作可能
たとえば1つのスマートロックを、家族の1人はiPhoneで、もう1人はAlexa対応のスマートスピーカーEchoで操作する、といったことも可能です。
MatterはThreadとWi-Fiの2つのワイヤレスプロトコルを使い、クラウドには依存しません。つまりインターネットがつながっていなくても、操作することができます。
Source:The Verge, CSA
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-556455/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania