世界各地で異常気象が深刻な問題になり、自然や環境、エネルギーに関する人々のマインドセットも劇的に変わりつつあります。
こうした情勢を背景に今春シチズンより発表され、大きな話題を集めたのが「CITIZEN Eco-Drive 365」シリーズ。1回のフル充電でなんと1年間365日、止まることなく駆動し続けるという驚きの光発電技術を搭載した最新モデルが、いよいよこの秋待望のデビューを果たします。
今やシチズンが世界に誇る“光発電エコ・ドライブ”ですが、この技術が誕生したのは、いみじくも環境やエネルギーに関する課題に人々の視線が向けられ始めた1970年代のこと。
浴びた光を動力に変えて時を刻み続ける画期的な技術は、電池交換を気にすることなく使い続けられるという利便性や経済性も手伝って、たちまちのうちに世界を魅了。
以来約半世紀にわたってさまざまな進化を遂げてきた“光発電エコ・ドライブ”の究極の進化形が、今回登場する「CITIZEN Eco-Drive 365」というわけです。
搭載されるムーブメント“Cal.E365”は、低消費電力かつ長時間駆動という“光発電エコ・ドライブ”の本質的な機能をいっそう強化したもので、一度フル充電状態にすれば、その後光を浴びなくとも365日動き続けるという驚異のスタミナを備えます。
またムーブメント径をスタンダートな27mmに抑えながら発電効率を高め、さらに運針パルスにも工夫を重ねるなど、光発電時計デザインの可能性を広げるためのさまざまなアイデアが詰め込まれているのも大きなポイント。
10月19日に発売を控えているのはレギュラーモデル2種と限定モデル1種の計3種類ですが、特に注目しておきたいのが世界限定1200本の数量限定で発売される「BN1010-05E」(11万円)。
これは1973年にクオーツ精度を月差±5秒以内にした特別調整品として発売されたヘリテージモデル「シチズンクオーツE・F・A」から着想を得たもの。面とラインを強調したフォルムと金属素材ならではのボリューム感に、シチズンらしい近未来感を漂わせます。
最新の光発電文字板製造技術を用いたダイヤルには、サイズや色の異なる4種類のラメを調合していますが、これもダイヤルを星のまたたく夜空を見立てて紫金石を散りばめた「E・F・A」のダイヤルからヒントを得たもの。
ここには「遙か宇宙の彼方から届けられる、わずかな光を感じてほしい」との開発者の思いが込められています。
さらにインデックスと見返しリング、3本の針を艶やかに彩るゴールドカラーや、12時・3時・6時・9時位置にセットされたラボグロウン・ルビーも同モデルへのトリビュート。
ストラップにも同モデルに使われていたものとイメージの近いカーフレザーを合わせていますが、これはLWG認証を受けたタンナーによって仕上げられた素材が採用されています。
一方レギュラーモデルとして登場するのは、ケースデザインやダイヤル、インデックス周りに「E・F・A」の特徴的なディテールを残しつつ、日常使いしやすいベーシックなカラーとスポーティなメタルブレスレットを採用したモダンなモデル。
ステンレスのシャープな質感が際立つ「BN1014-55E」(5万8300円)と、オールブラックでシックに仕上げた「BN1015-52E」(6万3800円)の2タイプで、どちらもケース上下の山形のラインと連なるダイヤ型デザインがユニークです。
>> シチズン「CITIZEN Eco-Drive 365」
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/561035/
- Source:&GP
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