iPhoneの箱を開けずに未開封状態でOSを最新バージョンにアップデートできる新システムの存在を示唆するコードが、iOS17.2ベータの中に見つかったとのことです。このシステムは、Apple Storeで従業員用として導入される見通しです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhoneを未開封状態でOSをアップデートできる新システムの存在を裏付けるコードが発見。
2. 新システム導入の暁には、開封初日の大きなバグを避けることができるようになる。
3. コレクターにとっては“未開封状態”の定義があやふやに?
iOS17.2ベータSDKに3つの新たなコード
iPhoneを新規購入して箱を開けたとき、旧バージョンのOSがインストールされており、最新バージョンまでアップデートするのに結構時間がかかったという経験をしたユーザーも多いかもしれません。
Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者は、Appleが箱を開けずに未開封状態のままiPhoneのソフトウェアをアップデートできる“パッド状”のシステムを開発している、と先日報じましたが、この報道を裏付けるコードがiOS17.2ベータSDKの中に見つかったようです。
9to5Macによれば、iOS17.2ベータには特別な外部デバイスを使用することで無線でのファームウェア・アップデートを可能にする、「FactoryOTALogger」「FactoryOTANetworkUtils」「FactoryOTAWifiUtils」という3つの新しい内部フレームワークが存在しているとのことです。
コレクターにとっては悲報?
この新システム導入の暁には、開封初日の大きなバグを避けることができるようになりそうですが、同時にコレクターたちにとって未開封デバイスの価値が失われてしまうのではないかとちょっと危惧してしまいます。
今年に入ってから未開封の初代iPhoneの価値が大きく跳ね上がっていますが、箱の外側から内部のデバイスに影響を与えることができるようになれば、何をもって“未開封”とするかが議論の対象となるかもしれません。
Source:9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-557898/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania