ミュージシャン仕様のサウンドとデザインを備えた、大人も子どもも楽しめる、3オクターブのポータブル電子ピアノ「Loog Piano」が登場した。Loog Pianoを手がける楽器ブランドのLoogは現在「Kickstarter」にて資金調達を実施している。
大人も子どもも楽しめる「Loog Piano」
本物のピアノみたい!サウンドへのこだわり
偶然にも同製品の試作品が完成した日、グラミー賞にノミネートされたピアニスト、Luciano Supervielle氏に出会い、Loog Pianoを演奏してもらったそう。鍵盤を押す強弱によって、ソフトにもラウドにも演奏できるのがピアノの醍醐味だが、Loog Pianoもピアノ、フォルテ、その中間など、鍵盤で強弱を付けられる。
Loog Pianoの設計でとことんこだわったのは、サウンドエンジンの全精力をピアノの音に注ぐこと。アタック、減衰、音と音の間の空気感をサンプリング・モデリングし、本物そっくりのサウンドを奏でる。
弾きやすく、触りやすい素材と実用的なデザイン
Loogが手がけるほかの楽器と同じように、素材には良質なものを選んだ。子どもたちが弾きやすく、触りやすく、魅力的な楽器になるような素材、そして、大人にとっても魅力的である素材をチョイス。昔のエレクトリックピアノを思い起こさせると同時に、実用的なデザインとなっている。
子ども向けの3弦ギターを開発したことから始まったLoog
Loogは、2010年にRafael Atijas氏がニューヨーク大学での修士論文として、子ども向けの3弦ギターを開発したことから始まった学術プロジェクト。1年後、Kickstarterで販売を開始し支持を集めることに成功した。以来、フェンダー社とコラボレーションしたり、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で展示されたりしている。
(文・根岸志乃)
- Original:https://techable.jp/archives/221452
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:根岸志乃