ロボット技術の進歩が著しい近年。多くの業界でロボットが活用されており、EC業界も例外ではない。モノを運送するロボットを倉庫に導入し、作業の効率化を図っているEC企業は増えつつある。
しかし、長時間のオペレーションには大量のロボットが必要とされており、継続的なオペレーションのハードルが高いという課題があるという。
そんな中、ノルウェーのロボティクステクノロジー企業であるAutoStoreは、同社のベストセラーであるR5ロボットの最新バージョン「R5 Pro」を発表した。
この新しいロボットは、大規模なECオペレーションのニーズに対応できるよう設計されたもの。倉庫内スペースを有効活用し、トータルコストを削減しながらオペレーションの効率化を実現する。
倉庫スペースを有効活用できる新型ロボット「R5 Pro」
LTO(リチウムチタン酸化物)バッテリーを使用することで急速充電が可能となり、昼夜マルチシフトオペレーション時に個々のロボット稼働率が向上。
必要な充電器の数が最大で86%減少するため、倉庫スペースを有効活用して、従来より多くのSKU(商品個別コード)を収められる。
長時間オペレーションのイメージを覆す
ロボット1台あたりの生産性が向上すれば、処理能力を高めるためのロボット数と充電器の数を大幅に削減することが可能だ。
AutoStoreの最高製品責任者は「R5 Proの市場投入により(中略)長時間のオペレーションには大量のロボットが必要であるというイメージを覆すことで、当社の市場における優位性に基づく価値ある提案が可能となります」とコメント。
昼夜マルチシフトオペレーション中に充電時間を短縮できることは、生産性の向上に大きな影響をもたらす。R5 Proは、スピードを重視する大規模なAutoStoreシステムを持つ現場において多くのメリットをもたらすだろう。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000066741.html
AutoStore 公式サイト:https://ja.autostoresystem.com/
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/221746
- Source:Techable(テッカブル) -海外テックニュースメディア
- Author:Haruka Isobe