Appleは、2024年モデルのApple Watchに、血圧測定機能と睡眠時無呼吸症候群検出機能を搭載する可能性が高いと、Bloombergが報じました。
Bloombergの報道通りであれば、2024年モデルのApple Watchのヘルスケア機能は大きな進化を果たすことになります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2024年モデルのApple Watchには、血圧測定機能と睡眠時無呼吸症候群検出機能が搭載する可能性が高い。
2. 血圧測定機能と睡眠時無呼吸症候群検出機能も、測定値を表示するのではなく疑いがある場合にユーザーに警告を発する方式になる。
3. 血糖値測定機能も、血糖値が高くなった場合に警告を発する方式だが、実現まで時間を要する見込み。
血圧測定機能がついに実装か
心拍数、心電図測定、血中酸素ウェルネス、体温測定機能に続き、2024年モデルのApple Watchのヘルスケア機能として、血圧測定機能と睡眠時無呼吸症候群検出機能が搭載される見込みです。
血圧測定機能はカフ(空気袋)を用いない方式になるようで、ユーザーは意識することなく血圧モニタリング機能が利用できるようになると期待されます。
2024年モデルのApple Watchに搭載される血圧測定機能は医療用血圧計のように、収縮期血圧と拡張期血圧が数値で表示されるのではなく、「血圧が高くなっています」という警告が表示されるようなものになるようです。
その場合、ユーザーの平常時血圧と比べて一定値高くなった場合に警告するのか、それとも、ユーザーの年齢や体重、心拍数などから判断した一般的な血圧と比べて高くなった場合に警告するのか、具体的な内容にはBloombergは言及していません。
血圧が高くなっているとの測定結果が得られた場合、Apple Watchは、医師に相談するか、カフを用いた血圧計を用いて血圧測定を行うよう通知します。
Apple Watchに搭載される血圧測定機能に関し、ユーザーが高血圧症で治療(服薬など)を行っている場合はどのように判断するのかが、気になる点です。
睡眠時無呼吸症候群検出機能も搭載
また、2024年モデルのApple Watchには睡眠時無呼吸症候群検出機能も搭載されると、Bloombergは伝えています。
これは、ユーザーの睡眠の状態を検知し、その状態での呼吸数をモニタリングすることで実現されるようです。
こちらも血圧測定機能と同様、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合に、「医師の診察を受けることが推奨されます」というように、医療機関にて確定診断を行うことをユーザーに対して通知する模様です。
血糖値測定機能はどうなった?
患者数が多く、ユーザーからの期待が大きいApple Watchでの血糖値測定機能ですが、残念ながらこちらは実現までは今しばらく時間を要する見通しです。
Apple Watchでの血糖値測定機能は非穿刺型で、センサーを用いて間質液を測定し、血糖値を算出する方式になると、Bloombergは述べています。
ただしこちらも実測値が表示されるわけではなく、血糖値が上がった場合に警告されるとのことですので、食後高血糖や、服薬を忘れたことによる血糖値上昇時などに、ユーザーにそれを通知するという点で有用性がありそうです。
Apple Watch SE(第3世代)に心電図測定機能搭載が期待
2024年モデルのApple Watchに血圧測定機能と睡眠時無呼吸症候群検出機能が搭載されるとすれば、Apple Watch Series 10とApple Watch Ultra 3の新機能になると考えられます。
来年発表されると噂のApple Watch SE(第3世代)に搭載されることはないと考えられますが、噂通り、こちらにはいよいよ心電図測定機能が搭載され、心電図アプリが利用可能になるかもしれません。
Source:Bloomberg via MacRumors
Photo:Apple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-558461/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania