日本国内はもとより、世界中のブランドの製品が発売されているキャンプギア。定番と言われるギアの中には、海外ブランドのものも多く存在します。
そんな定番キャンプギアから問題。
もしかすると、あなたも使っているかもしれないロングセラーや爆発的ヒットとなった以下の3つのキャンプギア。これらを発売するブランドはいったいどこの国のブランドかわかりますか?
<問1> Helinox(ヘリノックス)
難易度:★☆☆
発売当時は、その軽さと座り心地の良さから話題となった「チェアワン」。フェス需要もあり空前のヒット作となったコンパクトチェアの代表格です。そんな「チェアワン」を生み出したヘリノックス、どこの国のブランドでしょうか。
<問2> trangia(トランギア)
難易度:★★☆
いまや100円ショップでも発売されている「メスティン」。クッカー(調理道具)の定番として知られていますが、多くの人がイメージする長方形の「メスティン」を生み出したのがトランギアです。ではそのトランギア、どこの国のブランドなのかわかりますか?
<問3> Picogrill(ピコグリル)
難易度:★★★
軽くて、平らに収納できて、シンプルな構造ながら使いやすさはバツグンなことから、代表作「ピコグリル398」は爆発的なヒットを記録しました。有名キャンプ芸人さんが愛用していたことでも有名なこの焚き火台を生み出したピコグリルというブランド、どこの国からやってきたのでしょうか?
* * *
ギア集めもキャンプの楽しみのひとつ。好きなブランドがある、という人も多いのでは。でも、ブランド名は知っているけど、どこの国からやってきたのかまでは知らない、なんてことも多かったりしませんか? せっかく使うなら、発祥やバックグラウンドを知っておけば、これまで以上に愛着が湧くかもしれませんよ。
【答1】韓国
ヘリノックスは、1988年に創業した韓国の金属加工メーカー・DAC(ディーエーシー)社のブランドです。実はこのDAC、テント用アルミポールのトップメーカーでもあります。アルミポールで培った技術を注ぎ込み作られたのがヘリノックスのチェアなんです。
キャンプシーンに革命を起こしたともいえる「チェアワン」はいったい何がすごいのか。こちらの記事を読めば、次の使用時にちょっと見方が変わるかも。
>> キャンプ用コンパクトチェアの革命児、ヘリノックス「チェアワン」の人気の理由を紐解く
【答2】スウェーデン
トランギアは1925年にスウェーデンにて創業した会社です。当初は家庭用の調理器具を作るメーカーだったのですが、1930年代に入りキャンプギアの需要が高まったことから、キャンプ料理のための製品づくりに軸足を移していきます。
そんな中で生まれたのが「メスティン」です。トランギアでは製品名なのですが、実はこの“メスティン”、弁当箱や容器という意味の言葉でもあるんです。そんな「メスティン」が調理道具として使われ始めた経緯はこちらで詳しく紹介しています。
>> トランギア「メスティン」は日本のキャンパーによってクッカーになった
【答3】スイス
ピコグリルは、スイスのSTC社が展開するブランドになります。収納袋をよく見ると「picogrill.ch」と書いてあるのですが、この「.ch」はスイスの国別ドメイン(日本は.jp)。これで気づいていた人もいるかもしれませんね。
日本では取り扱い代理店が2社しかなく、一時期は人気すぎて入手困難だったことから、ブランドについてベールに包まれた雰囲気があるピコグリルですが、こちらの記事では本国STC社のコメントも交えつつ、魅力やラインナップなどを紹介しています。
>> 収納サイズにもこだわりアリ!人気コンパクト焚き火台「ピコグリル」開発秘話
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どこの国のブランドかを知らなくてもキャンプギアはもちろん使えます。でも、定番となったギアを生み出したのがいったいどういうブランドなのかを知っておくと、使う時に見る目は変わります。また、定番だから避けていたという人も、ちょっと欲しくなるかも。
ルーツを知ることで、さらにキャンプが楽しくなること間違いなしです。
<文/&GP>
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