Qulacommは、2023年下半期(7月〜12月)に提供開始する予定だった衛星通信機能であるSnapdragon Satelliteの計画を中止したと、BGRが伝えています。
QualcommはIridiumと協業し、Snapdragon 8 Gen 2搭載デバイス向けに、AppleがiPhone14シリーズやiPhone15シリーズで提供しているような衛星通信機能の提供を開始する予定でした。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Qulacommは2023年下半期(7月〜12月)に、衛星通信機能であるSnapdragon Satelliteを提供開始する予定だった。
2. Snapdragon Satelliteを実現するためにIridiumと協業する予定だったが、計画は中止された。
3. iPhoneで利用可能な衛星通信機能は、Qualcommが供給するSnapdragon Xシリーズ 5Gモデムで実現されている。
Qualcommは断念、Samsungは無事に提供できるか!?
CNBCの報道により、QualcommはIridiumは協業計画を中止することが明らかになりました。
計画中止に伴い、Snapdragon 8 Gen 2搭載デバイスで利用可能になる予定だった衛星通信を利用した緊急SOSメッセージの送信機能は実現されないことになります。
iPhone14シリーズの衛星通信機能はQualcommが供給するSnapdragon X65 5Gモデム、iPhone15シリーズの衛星通信機能はSnapdragon X70 5Gモデムで実現していることから、技術上の課題でSnapdragon Satelliteが中止されたとは考えられません。
そのため、QualcommはIridiumとの間で契約条件や提供条件など詳細を詰めていく中で、両社の思惑に齟齬が生じた可能性があります。
同様の計画はSamsungも有していると噂されていることから、Galaxy S24シリーズで提供開始できるか注目されます。
Source:CNBC via BGR
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania