2024年モデルのiPad Proが有機EL(OLED)ディスプレイに切り替わるとすれば、その理由としてどのようなことが考えられるのか、9to5Macが推察しています。
韓国メディアThe Elecは、OLEDディスプレイ搭載iPad Proの販売価格が、11インチモデルが1,500ドル(約258,800円)〜、12.9インチモデルは1,800ドル(約281,800円)〜になると予想しています。
Appleは2026年にiPad AirとiPad miniにもOLEDディスプレイを搭載、miniのディスプレイサイズは8.7インチになるとの噂があります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2024年モデルのiPad ProにOLEDディスプレイが搭載されるのが確実視されている。
2. ミニLEDディスプレイで指摘されたブルーミングが解消、焼き付きの不安は特許取得済みのソフトウェア制御技術で対応。
3. 2026年モデルのiPad miniもOLEDディスプレイに移行、現行モデルと同程度の外寸のまま8.7インチになる可能性がある。
ミニLEDディスプレイの欠点を解消、画質が向上
2024年モデルのiPad ProがOLEDディスプレイを採用する理由について9to5Macは、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイ(以下、ミニLEDディスプレイ)で指摘された表示の滲み(ブルーミング)を解消するためと推察しています。
ミニLEDディスプレイで生じるブルーミングの原因についてディスプレイ情報に詳しいDSCCの最高経営責任者(CEO)であるロス・ヤング氏は、「直下型のミニLEDバックライトを用いたディスプレイでローカルディミングを行っても、画素単位では意図した領域だけではなく隣接した領域のバックライトも点灯するため、滲みが生じる」と説明していました。
自発光式のOLEDディスプレイでは、ブルーミングが解消され、コントラストが向上します。
OLEDディスプレイの課題を新技術で解消
ただし、OLEDディスプレイには「焼き付き」の懸念が存在します。この課題は、特許取得済みのソフトウェア制御技術にてある程度解消される見込みです。
2024年モデルのiPad Proは、11インチと12.9インチの両モデルに2段スタック型OLEDディスプレイを採用することで、ミニLEDディスプレイよりも劣る輝度を向上させ、ディスプレイの寿命を延ばし、消費電力の30%低減が実現されると期待が高まっています。
2026年モデルのiPad miniのベゼル幅はiPhone15並みになる!?
Appleは将来的にiPad AirとiPad miniにもOLEDディスプレイを搭載、その際にiPad miniのディスプレイサイズを8.7インチに拡大すると噂されています。
8.7インチOLEDディスプレイ搭載iPad miniの外寸は、ディスプレイ側面に配置されているバックライトが不要になることから、ベゼル幅がiPhone15並みに細くなり、iPad mini 6と同程度に収まる可能性があります。
Source:9to5Mac
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-560321/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania