iPhone15シリーズ向け有機EL(OLED)ディスプレイパネルの出荷枚数は、同時期のiPhone14シリーズと比べて16%、iPhone13シリーズとの比較では21%増加したと、DSCCが報告しました。
また、iPhone15シリーズにおいて、ProとPro Max向けOLEDディスプレイの出荷枚数が占める割合が増加しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15シリーズ向けOLEDディスプレイパネルの出荷枚数は、iPhone14シリーズよりも多い。
2. iPhone15シリーズの販売台数は、中国の影響があるとしても全体として好調と予想される。
3. iPhone15 ProおよびPro Maxの販売台数がシリーズの総販売台数に占める割合が増加、来年も続く可能性が高い。
ピーク時に20%以上増加、10月は16%増を出荷
DSCCが報告したグラフから、iPhone15シリーズ向けOLEDディスプレイパネルの出荷枚数は、6月と7月はiPhone14シリーズとほぼ同じながら、8月から10月にかけて急速に増加していることがわかります。
増加率のピークは8月で、10月になってもiPhone14シリーズ比16%増を維持しています。
iPhone16シリーズでもProモデルに人気集中と予想
DSCCの報告で興味深いのは、iPhone15シリーズではiPhone14シリーズ以上にProとPro Max向けOLEDディスプレイの出荷枚数が占める割合が高い点です。
これは、チタニウム合金製筐体を採用し、A18 Proを搭載したProとPro Maxの真新しさがユーザーから評価されていることに起因すると考えられます。
iPhone16シリーズでは、ProとPro MaxのOLEDディスプレイはサイズを拡大し縦長になり、アスペクト比も変更されると噂されていますので、この傾向は来年も続く可能性が高そうです。
なお、サプライヤー別供給枚数は、既報の通りSamsung Displayが圧倒的で、LG Displayがそれに続くも、中国BOEは量産開始が遅れたことで、2024年のiPhone15シリーズ向けOLEDディスプレイパネルの供給割合は1%に留まる見通しです。
Source:DSCC
Photo:Apple Cycle(@theapplecycle)/X
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-560747/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania