傘をさすと風で折れたり、さしていないときはあちこちに雫が垂れたり、乾かすためにそこら辺に置いたら忘れてしまったりと、傘に不満のある人は少なくないのでは。
英ロンドンのスタートアップGilley社は、こうした傘の課題を解決するため、ユニークな防水ケースを備え、強風にも耐えられるよう設計された傘「Gilley」を開発。資金調達サイト「Kickstarter」にてプロジェクトを実施中だ。Gilleyは複数の海外メディアでも取り上げられるなど、注目を集めている。
環境にも優しい!通勤のお供にも最適な傘「Gilley」
同社によると、多くの人は年間平均2本の傘を所有しており、傘の平均寿命はおよそ半年、平均価格は1本10~15ポンドといわれている。つまり、1年で20~30ポンドを傘のために消費している計算になる。壊れた傘は、パーツ毎に分解しないとリサイクルに出せないが、そこまでする人は少ないという。
傘にまつわるわずらわしさを解消し、強風でも折れないGilleyは、お財布にも環境的にも優しいアイテムといえるだろう。
ケース・傘の部分には工夫がいっぱい
徹底的に傘にこだわるGilley社
雨の雫が気にならず、風にも強い傘「Gilley」を開発したのは、英ロンドンに本部を置くGilley社。2021年に創業し、従業員は2~10名という会社で、アパレル・ファッションの小売業を営んでいる。
米ニューヨークからロンドンに留学した創業者のReid Jacoby氏は、毎日の通勤が雨風との戦いで、ずぶ濡れになることも多かったそう。そのフラストレーションを原動力に、信頼性のある傘を完成すべく奮闘したという。
(文・根岸志乃)
- Original:https://techable.jp/archives/221674
- Source:Techable(テッカブル) -海外テックニュースメディア
- Author:根岸志乃