タフネスを語るなら軍モノは外せない！バックパックはミリタリーラインが最強【グッとくるタフネスギア】

＆GP

12か月前

【グッとくるタフネスギア】

タフネスを突き詰めると軍モノに辿り着く。そこで今回は、ミリタリーラインのバックパックを紹介。人気アウトドアブランドが手がける軍用品と、タクティカルギアブランドの軍採用実績モデルをピックアップした。

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アウトドアブランドの中には、実際に軍用品として採用実績がある「ミリタリーライン」を展開しているブランドがある。アウトドアで培った技術とノウハウが注ぎ込まれたタフ仕様のバックパックは使い勝手抜群だ。

「ミステリーランチ、カリマー、アークテリクスがその代表です。アークテリクス（アークテリクスリーフ）は、今年から購入時に官公庁勤務を証明するIDカードの提示が必要になりましたが、ミステリーランチとカリマーのミリタリーラインは一般販売されています」（牧田さん）

また、軍モノを求めるならタクティカルギアブランドも無視できない。部隊や法執行機関への納入を目的に作られているため、タフネスにおいて右に出るものはない。

堅牢なバックパックを手に入れるなら、これらをぜひチェックしておきたい

スタイリスト／牧田悟志さん
メンズファッション誌を中心に活躍するスタイリスト。リアルクロージングを意識したスタイリングを得意とする。古着好きでミリタリーやアウトドアウェアにも詳しい

＜ミステリーランチ＞

アウトドア界のレジェンド、デイナ・グリーソンが手掛ける米国バッグブランド。アウトドアパックで培ったノウハウをミリタリーパックに応用。「3デイアサルト」はアメリカ海軍特殊部隊Navy SEALSを始め、諸外国の特殊部隊や法執行機関による採用実績を持つ。

ミステリーランチ
「3デイアサルトCL」（8万2500円）

諸外国の特殊部隊などに採用実績がある往年の「3デイアサルト」を受け継ぐ、30Lの多目的デイパック。普段使いしやすいように、サイド部分の構造などを見直し軽量化され、内部もPCスリーブに変更。H56×W34×D24cm

▲ブランドの象徴とも言える、ワンアクションで内部にアクセスできるY字型の「3ジップデザイン」を採用

ミステリーランチ
「レイド LT 32」（マルチカモ：11万6600円／コヨーテ：10万7800円）

1.5kgの軽量設計で、多用途に活躍する33Lのアサルトパック。メイン室の開口部はホースシュー型で大きく開き、荷物は内部で固定可能。前面のPALSパネルにはタクティカルギアを取り付けられる。H51×W27×D28cm

ウエアから装備品まで米軍や法執行機関へ納入しているアメリカのタクティカルブランド。アウトドアブランドとして創業し、“9.11”を機にタクティカルギア分野に参入。高品質でありながら手頃な価格と、豊富なラインナップで世界中の専門家から支持されている。

コンドルアウトドア
「コンボイバックパック 22L」（1万4080円）

荷物を整理収納できる5つのコンパートメントを備え、幅広いシーンで活躍する22Lのバックパック。パッド入りのメッシュバックパネルと取り外し可能なウエストベルトが快適な背負い心地を実現。約H45.7×35.5×22.8cm

▲最大15インチに対応するPCスリーブやサイドコンパートメントなど、多彩なポケットやオーガナイザーを搭載

アウトドアブランドとして知られるカリマーのミリタリーライン「カリマー SF（スペシャルフォース）」。イギリス軍および警察が使用することを目的として作られたバックパックを展開。最新の素材と技術で各分野のニーズに応え、各国陸軍に採用実績がある。

カリマー SF
「プレデターパトロール 45」（4万4000円）※WAIPER

NSN（ナショナルストックナンバー）を取得しているイギリス軍採用モデル。収納力に優れたスクエア型で、サイドジッパーの開閉で容量調整が可能。中の荷物は内部ベルトで固定して運搬できる。容量45L。H45×W34×D25cm

▲メイン室はトップリッドで素早く荷物にアクセスできる。天蓋裏にファスナーポケットが付いているのもポイント

ドイツのミリタリーセキュリティ・プロフェッショナル向けのタクティカルギアブランド。ドイツ連邦軍をはじめ、欧州各国の軍や法執行き間などの厳しい要求に応え、高い信頼性を得ている。製品は全てプロダクトタイプから社内で考案・開発し、自社工場で製造。

タスマニアンタイガー
「ミルオプスパック 30」（2万6400円）

ドイツ連邦軍採用モデルの市販版。素材は1000D相当の切り裂き耐性を500Dの軽さで実現した「コーデュラ700」。天蓋部と3面にタクティカルギアを装着できるMOLLEウェビングを搭載。容量は30L。H58×W30×D16cm

※2023年11月6日発売「GoodsPress」12月号92-93ページの記事をもとに構成しています

＜取材・文／津田昌宏　スタイリング／牧田悟志＞