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ノートPCより手軽に使えて、手書きや動画閲覧にも便利なタブレットを仕事に活用したい人もいるはず。高性能化が進み、種類も豊富になったタブレットの中から、ビジ ネスユースに適したモデルを探る。
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スリムで軽量、かつ幅広い用途で使えるタブレットを、仕事でも活用している人が増加。特に近年は高性能モデルが増えて、より使いやすくなっているとモバイルジャーナリストの佐野正弘さんは語る。
「コロナ禍でタブレットの需要が増えて、メーカーが上位機種に力を入れるようになっています。特にiPadはその傾向が堅調で、Mac並みの処理能力を備えたモデルもあります。Andoroid端末も同様で、Galaxyを中心に高性能モデルが増えてきました」
ただ、これらハイエンドモデルは20万円前後と高価で、手を出しにくいのも事実。一方で、手頃な価格帯で使いやすいモデルも徐々に増えている。
「従来は気軽に動画を見るといった用途向けに、低価格で性能が低いものが多かったのですが、最近は7万円くらいから仕事でも役立ちそうな機種が登場しています。実際にビデオ会議などに使うには十分な性能で、PCよりも立ち上げが素早い点では優位性があります」
モデル選びのポイントとしては、性能だけでなくアプリやアクセサリーが揃っているか確認することも重要。特にAndoroidは仕事で使えるアプリがまだ少なめなので、自分の用途に合わせて見極めたい。
エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では行政からカルチャーに至るまで、携帯電話やモバイル機器に関連した幅広い分野の執筆を手がける
■仕事用タブレットの見極めポイント
1. 作業に適したスペックを備えているか
映像の編集などには、当然ハイスペックなモデルが必要。逆にテキスト作成作業やメール程度なら低価格モデルでも十分。
2. アクセサリーが充実しているか
テキスト作成や手書き入力にはキーボードやペンが欲しいところ。接続が安心な純正アクセサリーが多い機種を選びたい
3. 仕事に使えるアプリが揃っているか
スマホと比べるとアプリの数が少なく、OSごとに種類も違ってくるので、作業に適したアプリの有無を確認しておく
■用途に合わせて選べるお勧めタブレット
1. 高度なクリエイティブワークにも対応できるパワフルモデル
アップル
「iPad Pro 12.9インチ(第6世代)」(17万2800円〜37万2800円)
Mac Book Airの下位モデルより高性能でクリエイティブ系のユーザーに人気。大画面は細かな作業にも向いています(佐野さん)
高性能なM2プロセッサを搭載するハイエンドモデル。12.9型(2732×2048)の高精細ディスプレイは高輝度かつ広色域で、写真や映像などの本格的な編集作業にも向く。USB-C端子を備え、外部モニターにも出力しやすい。
2. iPadならではの快適さを手軽に実感
アップル
「iPad(第10世代)」(6万8800円〜11万6800円)
iPadの中では手頃なモデルですが、テキスト作成やブラウジング程度なら十分な性能。アプリも充実しています(佐野さん)
手頃な価格から選べる10.9型(2360×1640)モデル。前面に横向きで使える1200 万画素の超広角カメラを備え、ビデオ会議などにも便利。充電やデータ転送に使いやすいUSB-C端子を採用しているところも特徴だ。
3. 専用ペンでスムーズに操作&書き込み
サムスン
「Galaxy Tab S9 FE」(実勢価格:6万8800円前後)
少し小型ですが、手頃で性能のバランスもいいモデル。外観のデザインや質感もよく、ペン入力は快適です(佐野さん)
最大90Hzのリフレッシュレートに対応した10.9型(2304×1440)液晶を搭載するAndroidタブレット。IP68の防水防塵設計となっており、屋外でも使いやすい。手書き入力や描画がスムーズなSペンを同梱する。
4. 高性能かつ豊富なオプションで優れたパフォーマンスを発揮
サムスン
「Galaxy Tab S9 Ultra」(20万9799円)
高性能ディスプレイで快適に作業できるモデル。付属のSペンが便利で、手書きサインなどにも利用できます(佐野さん)
14.6型(2960×1848)の高精細有機ELディスプレイを採用するハイエンドのAndroidタブレット。高性能SoCや12GBメモリも搭載し、純正アクセサリーも豊富で、幅広い用途に対応する。IP68準拠の防水防塵仕様で、付属のSペンも防水仕様。
5. 手頃ながら十分な機能を備えるハイコスパモデル
シャオミ
「Xiaomi Pad 6」(4万9800円)
約5万円から購入でき、専用のペンやキーボードも用意されていて、気軽に導入できます。質感も価格以上です(佐野さん)
手頃な価格帯で11型(2880×1800)液晶を搭載したAndroidモデル。純正の「スマートペン」(1万4800円)や「キーボード」(1万3800円)を用意し、テキスト作成からクリエィティブな作業まで幅広く利用できる。
※2023年11月6日発売「GoodsPress」12月号24-25ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/TAYA>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/572004/
- Source:&GP
- Author:&GP