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iOS/iPadOS17.2 RCが開発者向けに公開。Qi2のサポート追加など

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Appleは現地時間12月5日、開発者向けにiOS17.2およびiPadOS17.2のリリースキャンディデート(RC)を公開しました。RCは、ベータテストにおける最終段階で提供されるもので、不具合がなければ正式版が来週公開される見込みです。
 
リリースノートによると、このアップデートでは、一部の車でワイヤレス充電できない問題を含むいくつかの不具合の修正、iPhone13およびiPhone14でのワイヤレス充電規格「Qi2」のサポートなどが含まれるということです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.Apple、iOS/iPadOS17.2 RCを開発者向けに公開。
2.iOS17.2 RC、一部の車でワイヤレス充電できない問題を修正。
3.iPhone13およびiPhone14のワイヤレス充電規格「Qi2」をサポート。

複数のバグの修正と改善が含まれる

iOS17.2 RCでは、一部の車でワイヤレス充電できない問題が修正されています。iPhone15ユーザーからは、シボレー、キャデラック、ビュイックでの充電に問題があるという複数の苦情が寄せられていました。一部の車では、ワイヤレス充電パッドの上にiPhoneを置いても全く充電されないか、充電が開始された後に停止することがあったということです。
 
iOS 17.1のアップデート後にこの問題が発生しており、苦情のほとんどはiPhone15ユーザーから寄せられたものです。ゼネラル・モーターズ(GM)は11月、この問題を認識しており、調査中であるとしていました。
 
先月には、BMWの車載ワイヤレス充電パッドでiPhone15シリーズを充電すると、内蔵NFCチップが破損するという問題も発生しており、AppleはiOS17.1.1で、この問題に対処しています。
 
このほか、連絡先共有オプションの拡張や2台のiPhoneを近づけることで搭乗券、映画チケット、その他の対象パスを共有できる機能などAirDropの改善、Apple Musicの「お気に入りの曲」プレイリストで、お気に入りとしてマークした曲にすばやく戻ることが可能になるなど、複数の改良および修正が含まれているということです。

iPhone13とiPhone14のワイヤレス充電規格「Qi2」をサポート

また、iOS17.2 RCでは、iPhone13およびiPhone14のワイヤレス充電規格「Qi2」のサポートが追加されました。これにより、iPhone13およびiPhone14は、Qi2ワイヤレス充電器で充電できるようになります。
 
Qi2は、マグネティック・パワー・プロファイルを組み込んだ次世代のQiワイヤレス充電技術です。Qi2デバイスは、MagSafeに対応したアクセサリーと同じように動作し、磁石を使って位置合わせを行い、より高速な充電が可能です。Appleは、iPhone15シリーズにQi2のサポートを追加しており、既にこの規格に対応しています。
 
マグネティック・パワー・プロファイルは、AppleのMagSafeに基づいて設計されたもので、新しい拡張パワー・プロファイル(EPP)と組み合わされて「Qi2」とされます。Qi2は、スマートフォンなどのバッテリー駆動のモバイル製品を充電器と完全に連携させ、エネルギー効率の向上と充電の高速化を実現することを目的としており、これにより既存の平面対平面デバイスではワイヤレス充電できなかった新しいアクセサリーも実現可能になるということです。
 
Qi2充電器は最大15Wでデバイスを充電できますが、iPhoneがQi2対応アクセサリーでより高速なワイヤレス充電速度をサポートするかどうかは今のところ不明です。例えば、iPhone15シリーズの場合、Appleの技術仕様ページによると、Qi2で動作するにも関わらず、デバイスは依然として「最大7.5W」のQiワイヤレス充電をサポートするとしています。
 
最初のQi2対応アクセサリは、ホリデーシーズンに発売される予定です。
 
 
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(m7000)

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