iMessageは、iPhoneユーザーのみ限定の状態が続く可能性が濃厚となった、とBloombergが伝えています。欧州連合(EU)のデジタル市場法が適用されればプラットフォームの開放は免れないところでしたが、除外となる見通しであることが明らかになりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. EUのデジタル市場法がiMessageには適用されない見通し。
2. もし適用が通っていれば、相互運用性のため他サービスへの開放が免れなかったところ。
3. SMSのRCSへの移行の約束が功を奏した可能性がある。
Appleの対象サービスは3つのみ
EUのデジタル市場法に則り、独占的と判断された22個のサービス一覧が9月に発表されましたが、その中でAppleのサービスはApp Store、Safari、iOSの3つのみでiMessageは含まれていませんでした。
しかしながら、GoogleがiMessageも規制対象とするようEUに働きかけるキャンペーンを展開するなど、同プラットフォームもデジタル市場法の対象内に入る可能性が浮上していましたが、除外の線が濃厚となったようです。
もし法律の適用が通れば、iMessageは他のサービスとの相互運用性を許可せざるを得なくなり、他社プラットフォームからのログインの容認は免れなかったところです。
RCSへの移行の約束が功を奏した?
AppleはiMessage以外のメッセージをSMSからRCS(リッチ・コミュニケーション・サービス)に移行すると約束していますが、それでもiMessageの吹き出しの色の違いは解決されない見通しです。
新興スマホメーカーのNothingがiMessageの青い吹き出しが出るアプリのリリースを画策していましたが、セキュリティ上の問題から中止となったのが記憶に新しいところです。
Source:Ars Technica via Bloomberg
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-561512/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania