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障害物を避ける四足歩行ロボット、軽量&低コストの協働ロボットも。海外発ロボットが続々と日本上陸

中国発のネコ型配膳ロボット「BellaBot」をはじめ、海外発のロボットが続々と日本へ参入している近年。海外発のロボットは飲食、建設、農業、医療など幅広い分野で活用されており、今後も国内でのニーズが高まると見込まれている。

そこで今回は、新たに日本へ上陸した海外発のロボットを2つ紹介する。

あらゆる環境に適応する四足歩行ロボット「X30」

1つ目に紹介するのは、2017年に中国杭州で創業されたロボティクス企業であるDEEP Robotics社の四足歩行ロボット「X30」シリーズ。

同シリーズは検査、調査、セキュリティ、測量、地図作成など複数の分野における主要な業界のニーズを満たすように設計された産業向け四足歩行ロボット。

DEEP Robotics社独自の複合センサーによる「融合知覚(fusion perception)技術」を組み込んでおり、障害物が急速に目の前を横切るような動きであっても避けられる。

また、工場の外階段によく見られる段の下が素通しの“オープンライザー型”階段を歩行でき、45度までの坂を登坂可能。あらゆる天候で昼夜を問わず自律的な検査を実施し、予期せぬ状況への迅速な対応や柔軟なタスク処理を遂行する。

前モデルである「X20」と比較して動作温度範囲がマイナス20°Cからプラス55°Cまでと、高低方向に各10℃拡張されており、稼働可能な環境と気象の条件がさらに広がった。

今後、さまざまな分野における業界の中核的ニーズを満たすロボットとして日本でも注目を集めるだろう。

参考元:
PR TIMES①
PR TIMES②

軽量でリーズナブルな協働ロボット「ReBeL」

2つ目に紹介するのは、ドイツに本社を構えるイグスの協働ロボット「ReBeL」。

ReBeLは、人間とロボットの協働作業に適したアーム型ロボット。イグスが独自開発した高機能ポリマーで製造されおり、本体重量が約8.2キロと軽量であることが特徴だ。従来の金属製ロボットでは困難な壁付け、天吊りが可能。省スペースで設置できる。

内蔵型コントローラやティーチングソフトウェア(iRC)をセットにして100万円台という、可搬重量2kg、最大リーチ600m以上クラスの協働ロボットとしてはリーズナブルな価格帯を実現しているのも魅力だろう。

そんなReBeLは、今年から日本市場で販売を開始しており、さまざまな業界からの問い合わせや引き合いが増加していたという。イグスではこのようなニーズに応えるため、日本市場向けに対応したReBeLの拡販を開始したと12月8日に発表。

従来はグローバル仕様のためソフトウェアの操作画面が英語版のみとなっていたが、今回日本市場での販売強化にあたり、日本語表示に対応している。

ロボット導入において軽さや価格帯を重視する企業にはおすすめの製品だろう。

参考元:PR TIMES③

(文・Haruka Isobe)

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