調査会社Canalysが、2023年第3四半期(7月〜9月)の世界スマートパーソナルオーディオ市場の動向に関する調査結果を報告しています。同報告書によれば、AppleのAirPodsシリーズが圧倒的に高いシェアを獲得したとのことです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Canalysが、世界スマートパーソナルオーディオ市場の動向に関する調査結果を報告。
2. AppleのAirPodsシリーズが圧倒的に高いシェアを獲得したとのこと。
3. 完全ワイヤレスイヤホンの出荷が多くなっており、全体の73%を占めたという。
完全ワイヤレスイヤホンが出荷のほとんどを占める
Canalysの報告書によると、2023年第3四半期に世界スマートパーソナルオーディオ市場は前年同期比で3%縮小したものの、完全ワイヤレス(TWS)イヤホンの出荷が多くなっており、全体の73%を占めたとのことです。
TWSイヤホンとは左右が完全に離れているワイヤレスイヤホンのことで、Appleの製品ラインナップではAirPods、AirPods Proがこのカテゴリに該当します。
Appleは世界シェアの5分の1以上を獲得
ベンダーごとの調査では、Appleの世界スマートパーソナルオーディオ市場は2023年第3四半期に21%に達したことがわかっています。2位のSamsungの8%、3位のboAtの6%のシェアに比べて、圧倒的に高く、世界シェアの5分の1以上を占めていることになります。
2023年第3四半期の世界スマートパーソナルオーディオ市場調査(出典:Canalys)
ベンダー | 出荷台数 | 市場シェア |
---|---|---|
Apple | 2,340万台 | 21% |
Samsung | 920万台 | 8% |
boAt | 650万台 | 6% |
ソニー | 520万台 | 5% |
Xiaomi | 430万台 | 4% |
その他 | 6,140万台 | 56% |
この“世界スマートパーソナルオーディオ市場”の場合、AppleのハイエンドワイヤレスヘッドホンAirPods Maxも統計の中に含められているようです。
Appleは今年主要なAirPodsアップデートは行いませんでしたが、USB-C対応のAirPods Pro(第2世代)の発売にはこぎつけています。
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-567283/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania