Apple Watchの心電図アプリを用いた心電図測定によって心室頻拍が発見され、その後、植え込み型除細動器(ICD)をインプラントすることで救命に至った事例を、Redditユーザーが報告しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Watchの心電図アプリで心室頻拍が確認されたユーザーに対し、植え込み型除細動器(ICD)のインプラントが行われて救命。
2. 報告したユーザーの心室頻拍は、3分間継続していた模様。
3. 若年者での有用性も確認されており、医療用ソフトウェアの承認範囲拡大が期待される。
緊急搬送先の医師が、Apple Watchの記録を確認
Redditユーザーの2O2Ohindsight氏によれば、運転中に突如、胸を圧迫されるような感覚に陥り意識を失いかけたため、最寄りの駐車場に急いで車を停めてApple Watchの心電図アプリを用いた心電図測定を行ったところ、心室頻拍に陥っているのが確認されたとのことです。
その後、運転を彼の妻に代わってもらって救急隊と落ち合い、今度は12誘導心電計で心電図を計測しました。しかし、その際には心室頻拍が収まっていましたが、2O2Ohindsight氏は緊急救命(ER)に搬送されました。
診断した医師は、Apple Watchの心電図アプリが記録していた心室頻拍は3分間継続していたことを確認、結果、植え込み型除細動器(ICD)のインプラントが行われたようです。
2O2Ohindsight氏は、「当時は、死ぬかもしれないと感じた」と述べています。
若年者での有用性も確認と報告
現在は22歳以上を対象として医療用ソフトウェアとしての認可を取得しているApple Watchの心電図アプリが、6歳〜21歳の被験者にも有用だったとスタンフォード大学の研究チームが報告しています。
Photo:Apple
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-570588/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania