Googleと同じAlphabet傘下の自動運転車開発企業Waymoは、自律走行車と人間のドライバーの事故発生率を比べる新たな研究を公開しました。これによれば、自律走行車のほうが人間のドライバーよりも傷害を伴う衝突率が85%減り、警察に報告された衝突率も57%減少したとのことです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Alphabet傘下の自動運転車開発企業Waymoが、新たな研究を公開した。
2. 自律走行車のほうが人間のドライバーよりも衝突率が85%減ったという。
3. Appleの自動運転車Apple Carの登場は2030年頃と言われている。
もう人間ドライバーを超えていた?
Waymoはカリフォルニア州車両管理局の登録から、Apple Carの開発を進めるAppleなどの競合相手をはるかに上回る数の自動運転車プロジェクトのドライバーを擁することが判明していますが、同社が公開した研究によれば、自律走行車のほうが人間のドライバーよりも安全であることが明らかになったとのことです。
研究は、完全自律走行距離714万マイル(約1,150万キロメートル)以上で報告された事故数を比較したものとなっていますが、以下の事実が実証されたそうです。
- 軽傷から重傷、死亡事故まで、あらゆる傷害を伴う衝突率が85%減少
- 警察に報告された衝突率が57%減少
つまり、Waymoの自律走行車が走行した場合、人間のドライバーと比べて負傷者の数は推定17人少なく、警察に報告された衝突の数は20件少なかったことになります。
Apple Carは2030年頃登場
Appleは今年に入ってから自動運転車プロジェクトのドライバー数を再び増やしていますが、実際に製品化が実現するのは2030年頃とみられています。
Apple Carの提供方法については諸説あり、サブスクリプション形式、ピックアップトラック型、ミニバン型などの噂がこれまでに浮上しています。
Photo:Waymo
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-571095/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania