英証券会社BarclaysのアナリストがApple株式の投資判断を「アンダーウエート」へと引き下げたことで、Apple株価は2023年9月以来の大きな値崩れを起こし、1,070億ドル(約15兆円)の時価総額が失われたことが明らかになりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple株価が昨年9月以来最も大きな値崩れを起こした。
2. これにより失われた市場価値は15兆円にも上るという。
3. 15兆円という数字は、かつて世界で最も大きな企業だったFordとGMを合わせた額よりも大きい。
iPhone15に対して消極的な見方
Barclaysのアナリストによれば、iPhone15は「パッとしない」とのことで、このことが投資判断の引き下げにつながったとみられています。
同社は「iPhone16も特に代わり映えしない」と今年発売見込みの新型iPhoneについても予想しており、違いはリアカメラの配置だけになるともいわれています。
失われた市場価値は莫大
Appleは時価総額が昨年一時3兆ドルを超えていたこともあり、少しの株価の下落でも全体として失われる市場価値は莫大なものとなります。
今回約15兆円の市場価値が損失したわけですが、この数字はかつて世界で最も大きな企業だった自動車会社FordとGMを合わせた額を上回ると英タブロイド紙Daily Mailが伝えています。
またすぐ復活するとの意見も
英Financial Timesは、Apple株価はまた上がり始めるだろうと楽観的な見方を示しています。
Appleは今月末もしくは来月に米国で複合現実(MR)ヘッドセットVision Proの発売を控えているとされており、また話題となるのは間違いないと言えます。
とはいえ、周期的な株価の変動で世界的な大企業の1社や2社を合わせた市場価値が動くのは、さすがApple帝国と言わざるを得ません。
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-571933/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania