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ほぼ日のテントはゼインアーツのDNAが宿る。立ち姿は美しく設営はとっても簡単

手帳や腹巻き、ソックスなど、ユーザーとのコミュニケーションを通じて多彩な生活雑貨を展開してきたほぼ日が、満を持してアウトドア分野に参入。同社が2023年9月より進めてきたキャンププロジェクト・yozoraの商品化第1弾として発表されていた大型ワンポールテント「kohaku(コハク)」(8万9870円)がいよいよ発売の運びとなりました。

デザイン・設計を担当しているのはあのZANE ARTSの小杉敬氏。その完成度の高さは、小杉氏自ら「この系統のテントとしては、ある意味最終形」と語るほど。これは期待せずにはいられない…!

この「kohaku」、ひと言でざっくりいえば変形八角形のワンポールテント。テント外周をペグ打ちして1本のポールで立ち上げるシンプルなスタイルですが、その立ち姿は実に優雅でアーティスティックです。

最大のポイントはフロントとリアにそれぞれフレームを組み入れていること。一般的なワンポールテントでは、テントの端に行くほど高さがなくなり窮屈になってしまうのですが、「kohaku」ではこのフレームによって高さと広さの確保に成功しているのです。

さらにユニークなのが、軒(のき)の役割を果たすバイザーがテント周囲をぐるりと囲んでいること。軒の内側にもうひとつ壁があるという独自のダブルウォール構造は、雨水の侵入を配慮したもの。

バイザー内側には外気をブロックするスカートもついているので、寒い季節も安心して使えそうです。


テントの入口となるフロントの開口部はメッシュとパネル生地の二層構造になっており、メッシュを閉じた蚊帳状態にすれば暑い夏場も快適。

また、肌寒い季節ならパネル生地を閉めれば冷気をブロックでき、プライバシーも確保しながらゆっくりくつろげます。

もちろんパネルを全て巻き上げて、広い前室をリビングスペースとしてゆったり使ってもOK。シーンや季節に応じてさまざまなアレンジが楽しめるのも魅力のひとつ。

室内は、ソロ用テントを入れたカンガルースタイルも楽しめるほどの十分な広さがありますが、複数人でゆったり休める寝室を作りたいなら同時発売の「kohaku inner tent」(1万6830円)との併用がおすすめ。

テントとインナーテントのリア部分にはどちらも上方部分に大きな窓が設けられているので、窓の下にごろんと寝転べば、室内にいながらにして星空を見上げることも可能です。

スタイリッシュなルックスは一見設営が難しそうだけど、四辺と対角線に張られたビルディングテープに沿って4カ所をペグ打ちすればあとはポールを立てるだけで簡単に立ち上げられるというのもうれしいところ。

本体カラーは自然の風景に馴染みのいいZANE ARTS定番のサンドベージュで、ボトム部分にはyozoraオリジナルのブルーグリーンを採用。数多の候補の中から選び抜いたという明るいグリーンのガイロープにもこだわりが光ります。

設営した状態でのサイズは幅540×奥行き650mm・高さ260mmで、室内床面積は330×400mm、適用人数は4名程度。幕体の素材は耐水圧1500mmの150D ポリエステルオックスで、表面にはフッ素加工およびUV加工、PU加工が施されています。

予約受付は2024年1月25日よりスタート、商品のお届けは同年4月下旬から5月上旬の予定。また基本構造は同じで、サイズをひと回り小さくした2人用モデル「kohaku duo」(7万9970円、インナーテント1万5730円)も同時発売となっています。

>> ほぼ日「キャンププロジェクト yozora:kohaku」

<文/&GP>

 

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