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アイスもおいしい!トーストに合う!コンセプトが明確な個性派コーヒーメーカーが台頭【GoodsPress Award 2023】

【GoodsPress Award 2023】

豆のグラインドから抽出まで全自動のタイプだけでなく、さまざまな機種がそろうコーヒーメーカー。2023年にはミルクメニューの充実ぶりや、机上の置きやすさにこだわるモデルも登場するなど多様化が進んだ。

*  *  *

長く続いたコロナ禍のステイホームにより、コーヒーにハマったという人も多いのではないだろうか。そんなコーヒー好きにおすすめの“進化したコーヒーメーカー”が、2023年は数多く登場した。

最も特徴的だったのは、タイガー魔法瓶の「サイフォニスタADS-A020」だ。独自の構造によって、電気コーヒーメーカーではほとんど採用されていないサイフォン式を実現。コーヒーの新たな美味しさを生み出した。

“アラジントースター”が人気の日本エー・アイ・シーからは「アラジン コーヒーブリュワーACO-D01A」が登場。本機の特徴は独自のバイパストリップ方式で、雑味のないクリアなコーヒーの味わいが楽しめる。

これらの新しいコーヒーメーカーの中でも特に満足度が高かったのは、デロンギ「エレッタエクスプロア」だ。ホットとコールドのミルクタンクがそれぞれ付属しているのもポイント。コーヒーやエスプレッソだけでなく、カフェラテなどのミルクメニューが充実しており、一年中、季節に合わせたミルクメニューを楽しめるのだ。

家電ライター/コヤマタカヒロさん
掃除機や洗濯機などの生活家電について詳しく、キッチン家電もこよなく愛する実践派のデジタル家電ライター。ノートPCをはじめとするデジタルガジェットの造詣も深い

 

GoodsPress AWARD 2023
ーコーヒーメーカーー
<大賞>

■ホットとコールドに両対応!好きなコーヒーを一年中満喫できる

デロンギ
「エレッタ エクスプロア 全自動コーヒーマシン ECAM45055G」(29万8000円)

ホットとコールドのミルクタンクが付属し、アイスのカフェラテやカプチーノをはじめ、さまざまなミルクメニューが楽しめます。タッチパネルに触れて簡単に操作できるのもポイント(コヤマさん)

カフェでバリスタが淹れてくれるようなメニューが手軽に自宅で楽しめる全自動コーヒーマシン。スペインやポルトガルで飲まれているエスプレッソベースのメニュー「コルタード」をはじめ、同社独自の特別メニューを楽しめる。紅茶、緑茶、ウーロン茶などを適温で味わえるのも魅力だ。

▲コーン式コーヒーグラインダーを搭載し、豆から挽いた新鮮な一杯を楽しめる。パウダー状のコーヒー豆も投入可能だ。なお、各パーツは取り外せて丸洗いできる

▲直感的で扱いやすい、3.5インチのカラー液晶パネルを前面に採用。カフェのメニューから選んでいるような操作感で、好みの一杯を簡単に淹れられる

▲注ぎ口の下に備わるトレイはリフトアップに対応。235ml、355ml、473mlという3種類の抽出量に合わせて、セットするタンブラーの位置を調整できる

 

<新スタイル賞>

■豊かなコクと風味を味わえる新方式のコーヒーメーカー

タイガー
「サイフォニスタ(Siphonysta)」(6万6000円)

ペーパーフィルターを使うコーヒーメーカーに比べて豆が持つ油分などをしっかり抽出し、豊かなコクと風味を実現。調節メニューの切り替えで同じ豆でも9通りの味が楽しめます(コヤマさん)

タイガー魔法瓶が長年にわたって培ってきた“スチーム技術”と“熱制御技術”により、独自のコーヒー抽出システムを実現。豆本来の香りと旨みを十分に引き出す。抽出されたコーヒーが噴水のように噴き上がる演出も楽しい。

 

<新コンセプト賞>

■焼き立てのトーストと合う、雑味の少ない味わいが◎

日本エー・アイ・シー
「アラジン コーヒーブリュワー ACO-D01A」(実勢価格:3万3300円前後)

しっかりとしたコクがありながらも雑味の少ない味わいが◎。コーヒーのテイストはクリアからデミタスまで4種類が用意されており、シーンなどに合わせて選べる仕組みです(コヤマさん)

トースト×コーヒーのマリアージュを考えて生まれたコーヒーメーカー。旨みが詰まった部分を抽出して差し湯をする、独自の“バイパスドリップ”方式を採用。同社製の人気トースターで焼いたパンとの相性はバッチリだ。

 

<デザイン賞>

■好きな場所へ手軽に持ち運べる!ハンドル付きの小型設計

UCC 上島珈琲
「DRIP POD YOUBI(ドリップポッド ヨウビ)」(直販価格:2万4200円)

1杯分ずつ密封されたカプセルをセットすると、ハンドドリップのように抽出可能。その日の気分などに合わせてカプセルを選べます。大きなハンドルのあるデザインも個性的で◎(コヤマさん)

ハンドル付きで持ち運べるのが特徴。お茶や紅茶といった10種類以上のカプセルが使える。公式アプリCOFFEE CREATIONとBluetooth連携をすれば、コーヒーのスペシャリストたちが開発した「プロレシピ」での抽出が可能だ。

※2023年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号46ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【GoodsPress Award 2023】

<取材・文/コヤマタカヒロ、ナゴヤリュータ>

 

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