米国で、Apple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9の血中酸素ウェルネスが、Masimoが保有する血中酸素飽和度測定用センサーに関する特許を侵害しているとし、米国国際貿易委員会(USITC:United States International Trade Commission)の判断に基づき販売が一時的に停止されたことについて、新たな動きが伝えられています。
Appleは、米国で販売するこれらのモデルにおいて血中酸素ウェルネスを無効化することで紛争を回避する意向のようです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9の血中酸素ウェルネスが、無効化される模様。
2. この対応により、Apple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9の米国への輸入販売停止措置を回避できる見通し。
3. 米国では、watchOS10.3で血中酸素ウェルネスを無効化するのかもしれない。
米国では、watchOS10.3で血中酸素ウェルネスを無効化か
血中酸素ウェルネスに関する特許紛争について、Appleは血中酸素濃度測定機構のアルゴリズムを変更するソフトウェアを開発しているとBloombergが報じていましたが、何の事はなく、単に血中酸素ウェルネスを無効化する可能性が高い模様です。
確かに血中酸素ウェルネス自体を無効化すれば、特許を侵害しているかどうか以前にそれに触れる仕組み自体が無くなることになります。
ただし、機能面では今まで使えていたものが無くなるということで、Apple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9の血中酸素ウェルネスを活用しようとしていた米国のユーザーにとっては期待外れでしょう。
また、こうしたAppleの動きをMasimoはある程度評価しつつも、これで特許紛争が解決するわけではありません。
Appleがいつ、これらのモデルにおける血中酸素ウェルネスを無効化するのか不明ですが、早ければ月内にリリースされる見通しのwatchOS10.3でそれを行うかもしれません。
Photo:Apple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-572805/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania