今をさかのぼること70年前の1954年2月2日。社会においては終戦後の混乱を色濃く残したこの時代、日本の国際社会への復帰を後押しするものとして、日本の航空会社として戦後初の国際線定期便として東京-ホノルル-サンフランシスコ線の運航をスタートしたJAL。節目の年を記念して、セイコーから特別なタイムピースが登場します。
2月9日よりJAL国際線就航70周年記念モデルとして発売されるのは、セイコー アストロン Nexterシリーズ「SBXC149」(30万8000円)と「SBXY075」(18万7000円)、セイコー プレザージュ Sharp Edgedシリーズ「SARF025」(18万7000円)の3モデル。いずれのモデルもJALのロゴマークに使用されている鮮やかな赤色をアクセントカラーに採用。機体や空港から着想を得た意匠をふんだんに取り入れた、魅力いっぱいのコラボレーションモデルです。
セイコー アストロン Nexterシリーズからは、GPSソーラー搭載の「SBXC149」、ソーラー電波搭載の「SBXY075」が登場。どちらもダイヤルにはラフな印象の型打ちパターンが施されていますが、これは航空機が飛び立つ滑走路のアスファルトをイメージしたもの。
サブダイヤルの装飾や秒針の先、ケース側面のボタンやりゅうずには、ロゴマークにちなんだ赤色を添えています。
いずれもダイヤル外周のセラミックスベゼルには世界各地の空港コードが示されていますが、ここにもちょっとしたこだわりがあります。一般的に東京は「TYO」、ロサンゼルスは「LAX」と表記されるところを、今回のモデルでは「TYO」の代わりに東京国際空港を表す「HND」を23分位置に、また「LAX」の代わりにサンフランシスコを表す「SFO」を41分位置に記載。
もちろんこれは、JAL国際線の開設当時の発着地点に由来するもの。さらにGPSソーラーモデルの「SBXC149」では、4時位置におかれたAM/PM表示針に航空機のモチーフを模った特別なデザインを採用しているのも心憎い演出です。
一方プレザージュ Sharp Edged シリーズからは、同ブランドがJALと共通の価値観として共有する日本独自の美意識をデザインに採用した特別モデル「SARF025」が登場。麻の葉紋様をあしらったホワイトグラデーションのダイヤルは、真っ白な雲を見下ろす機上の旅の高揚感を表現するものです。
Nexterと同じく、GMT針やパワーリザーブインジケーター、ダイヤルリングにはJALのロゴにちなんだ赤色を採用。アルミニウム製のベゼルの表示板にはJALのコーポレートカラーである黒色を用いることで、ウオッチ全体をキリッと引き締まった印象に仕上げています。
3モデルいずれもすべて国内限定で、 アストロン Nexterの2モデルは各500本、プレザージュ Sharp Edgedは300本という希少なモデル。ケースバックはJALのマークとコーポレートロゴ、それに数量限定モデルの証である「LIMITED EDITION」の文字とシリアルナンバーを添えた特別仕様となっています。
さらに今回のコラボモデル限定のスペシャルパッケージとして、トラベルポーチにも使えるリサイクルナイロン製のウオッチケースと、JAL国内線AIRBUS A350型機のファーストクラスシートと同じ革材を使用したオリジナルのカードケースを同梱。思わず人に語りたくなるエピソードを随所に秘めた、魅力満載のコラボレーションモデルです。
>> セイコーウオッチ
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/579380/
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