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洗濯機に求められる機能をブラッシュアップした最注目モデル【GoodsPress Award 2023】

【GoodsPress Award 2023】

ライフスタイルの多様化により、求められるのは洗浄力だけではない時代に。大切な衣類をやさしくソフトに洗えたり、UV除菌ができたり、多機能なモデルが増えている。自分に合った一台を選べば、衣類のお手入れもラクになる。

*  *  *

洗濯機に求められるのは、高い洗浄力だ。それはずっと変わっていないが、家族構成やライフスタイルの多様化により、洗濯機に求められる機能も細分化している。デリケートな衣類を優しく洗浄したり、水で洗わずにUV除菌でケアしたり、求められる機能はさまざまだ。メーカーによって特徴が異なるので、よく機能を見比べてから選びたい。

操作性についても、年々向上している。石井さんは「洗濯機でできることは増えているものの、ユーザーが操作する手間は減ってきています」と話す。

洗剤の自動投入も上位モデルではスタンダードになりつつある。洗剤が少なすぎたり、多過ぎたりすると、汚れ落ちにも影響するので嬉しい機能だ。AIなどで洗濯機におまかせすれば、衣類や汚れ具合に合わせたパワーと時間で洗ってくれるので無駄がない。

また、お手入れについても年々簡単に。特にドラム式洗濯機は乾燥フィルターのお手入れもラクになっているので、ぜひチェックしてほしい。

家電プロレビュアー/石井和美さん
さまざまな家電を主婦目線で実際に使いながらレビューするための「家電ラボ」を開設しているライター&コメンテーター。多くの媒体で情報発信をしている

 

GoodsPress Award 2023
ー洗濯機ー
<大賞>

■常温の水や冷水でもしっかり洗浄!ウルトラファインバブル効果を実感できる

東芝
「ZABOON TW-127XP3」(実勢価格:35万円前後)

子どもがいる家庭では「お急ぎモード」が便利! 洗濯から乾燥まで、7kgで約96分、6kgなら約89分で終わります。夕食前にスタートしても、食後の後片付けが終わる頃にはもう終わっています。急いでいるときも安心です(石井さん)

ウルトラファインバブル(ナノサイズの泡)と洗剤を混ぜ合わせ、繊維の奥まで浸透させる「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」を搭載。洗浄効果を高めて汚れをしっかり落とし、汚れの再付着まで防いでくれる。大型カラータッチパネルも操作しやすく、洗浄から乾燥、お手入れまでこの一台でバッチリ!

▲ウルトラファインバブルとマイクロバブルが洗濯中でも洗濯槽への汚れの付着を防ぐ。従来、1~2カ月に1回必要とされていた槽洗浄も3~4か月に1回でOK

▲2本の大流量シャワーを利用して洗い流す「ドアパッキン洗浄」を搭載。ドアパッキンに溜まりがちなホコリが取れるのでお手入れがラク

 

<コンパクトで大容量賞>

■狭い場所でも置ける大容量モデル

AQUA
「まっ直ぐドラム 2.0 AQW-DX12P」(実勢価格:29万7000円前後)

本体がコンパクトなのでドラム式洗濯乾燥機をあきらめていた方にもおすすめです。60℃までの「お湯洗い」モードは黄ばみなどもスッキリ落ちます。コスパのよい洗濯機です(石井さん)

コンパクトな設計で単身者にもおすすめできるドラム式洗濯乾燥機。銀イオンで衣類を抗菌コートする「エアウォッシュプラス」機能は、除菌・消臭・シワ伸ばし効果がある。コートやジャケットなどの頻繁に水洗いできない衣類をケアするのに便利だ。

▲乾燥中に発生するホコリ、糸くずを内蔵の乾燥フィルターでキャッチする。乾燥補助フィルターの掃除だけなのでお手入れは簡単

▲「エアウォッシュプラス」機能を使うと、つぶれてぺっちゃんこだったダウンジャケットもふんわり感が大幅にアップ

 

<おしゃれ着も得意賞>

■液体洗剤、柔軟剤、おしゃれ着洗剤の自動投入で洗濯をおまかせ

パナソニック
「ななめドラム 洗濯乾燥機 NA-LX129C」(実勢価格:38万8000円)

大人の世帯では、ガンコ汚れだけでなくやさしく洗いたい衣類も多いですよね。パナソニックの同製品は、そんなニーズに寄り添っていて、衣類に合わせた丁寧な洗濯ができます(石井さん)

「液体洗剤」「柔軟剤」に加え、業界初の「おしゃれ着洗剤」タンク搭載の「トリプル自動投入」機能と洗濯容量12kgを実現。3つ目のタンクはおしゃれ着洗剤だけでなく「酸素系液体漂白剤」も使えるようになって、より衣類に合わせて使いやすくなっている。

▲アウトドアウエアなどのはっ水機能を、ヒートポンプ乾燥の熱でよみがえらせる「はっ水回復」コースが新たに搭載された

▲3つのタンクが並ぶ。衣類に合わせて洗濯方法を変えたい人にはとても便利な機能だ。3つ目はおしゃれ着洗剤と酸素系液体漂白剤用兼用

 

<シワが少ない賞>

■乾燥の仕上がりのよさはそのまま時短・省エネに進化

日立
「ビッグドラム BD-STX130JL」(実勢価格:36万8000円前後)

日立といえば風アイロン。他社と比較しても乾燥後のシワが少なく、アイロンがけはほとんど必要ありません。乾燥フィルターをなくしているので、お手入れもラクです!(石井さん)

ヒートポンプ搭載で高速風と大風量を組み合わせた「らくはや 風アイロン」で時短・省エネに。ヒートポンプに変更したことで、乾燥時に冷却除湿による水の使用がなくなり、節水にもつながっている。シワを従来機以上にしっかり伸ばす。

▲高低差のある2本のシャワーで、洗剤液を循環させて衣類に散布しながら洗う。大流量でスピーディに洗い上げる

▲同モデルはヒートポンプ式なので節電が期待できる。手前から衣類に直接当てるから、風が遮られずよりきれいな仕上がりに

 

<穴なし槽でカビに強い賞>

■人気の縦型「穴なし槽」についに自動投入が搭載された!

シャープ
「ES-SW11H」(実勢価格:13万6740円前後)

黒カビなどが発生しにくいシャープの「穴なし槽」は根強い人気。ニオイなども発生しにくく、気持ちよく使い続けることができます。液体洗剤・柔軟剤自動投入機能搭載も嬉しいですね!(石井さん)

独自の「穴なし槽」を搭載しており、黒カビの侵入抑制と使用水量を削減。清潔な状態を維持し、節水性も高い。さらに新モデルでは液体洗剤・柔軟剤自動投入機能が搭載された。「洗剤EC連携」にも対応しており、洗剤・柔軟剤の残量通知に加え、購入もスムーズに行える。

▲液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を新搭載。投入経路が詰まりにくくお手入れが簡単なウォーターポンプ方式で安心

▲「ネイチャーテクノロジー」を採用した新形状のパルセーター「パワフルドルフィンパルNEXT」により、洗いの時間を約15%短縮

※2023年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号52-53ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【GoodsPress Award 2023】

<取材・文/石井和美、GoodsPress編集部>

 

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