Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proの発売が迫っていますが、具体的なデバイスの活用方法に関する情報が入ってきています。従業員向けに公開された「ツールとしてのVision Pro」についての動画の中で、デバイスが専門分野でどのように活かされ得るかが説明されています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleの複合現実ヘッドセットVision Proの活用方法を紹介。
2. 技術者、航空整備士にとって、Vision Proはクオリティの高いトレーニングに役立つ。
3. 『Fruit Ninja』というゲームではハンドジェスチャーで手裏剣を投げることができるという。
外科医や技術者にとって役に立つ?
従業員向けのVision Pro動画に登場したのは、デバイスの開発に携わったAppleのテクノロジー開発部門のバイスプレジデント、マイク·ロックウェル氏とヒューマンインターフェース担当バイスプレジデント、アラン・ダイ氏です。
Vision Proが活躍する専門職として、外科医、技術者、航空整備士が挙げられています。外科医は、処置中にディスプレイを見るのに苦労することがよくあるとのことで、Vision Proが助けになる可能性があるそうです。技術者や航空整備士にとっては、Vision Proはクオリティの高いトレーニングに役立つそうです。
「おもちゃではなく、ツールを作ることを念頭に置いている」とロックウェル氏は述べています。
おもちゃとしても活躍
Apple役員をフィーチャーした動画が出たのと同じタイミングで、Vision Proに特化したApple Arcadeゲーム『Fruit Ninja』の開発元のHalfbrick Studiosも開発者向けにプレスリリースを公開しています。
これまで2Dゲームしか作ったことのなかった開発者たちがどのようなインタラクションが3D空間で最も面白いかを考えた結果、やはりハンドジェスチャーということになったとのことで、手でフルーツを断ち切ったり、おなじみの手裏剣を投げるジェスチャーで手裏剣を投げたりできるそうです。
Fruit Ninjaはまだ数少ないVision Proゲームの一つですが、デバイスが好評であれば、今後さらに3D空間に特化したタイトルが登場すると予想されます。
Photo:Apple (1), (2)
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-573076/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania