【空気清浄機頂上決戦!】
家族がいる人であれば、家の中で最も広いのがリビング。人の出入りも多く、長い時間を過ごすので、意外と空気が汚れやすい。そんな場所には、適用畳数が多くパワフルな能力を持った機種を設置しよう。
* * *
戸建て、マンションを問わず、家の中で一番床面積が広く、家族が集まって過ごす時間も長いリビング。また、最近の日本家屋は、リビング・ダイニングとして設計されていることが多いので、調理の匂いがこもりやすい。ゆえに、常に空間をきれいにしておきたい。
「当然ですが、適応畳数が広い大型を使いましょう。適応畳数は設置する部屋の2~3倍が目安です。それにパワフルでも、運転音が静かなモデルを選ぶと良いですよ」と田中さん。
設置場所で重要なのは、機種によって異なる吹き出し口の位置。前面からなら部屋全体に気流が生まれるよう背面と壁、カーテンなどとの間隔は30cm程度離して壁際に。そうすると吸込みと吹き出しの気流を阻害しないので効率的に空気が循環して、清浄機本来の性能を発揮してくれる。上部なら部屋の真ん中に置くと空気を効率的に攪拌できる。
また、人によって消臭やハウスダスト、ウイルス、除菌など重点的に除去したいものは違うはず。
機種を選ぶ際には、自分の目的に合った性能を備えているかチェックすることも大切。冬の乾燥が気になるのであれば、加湿機能も備えた“二刀流モデル”を選べば、別途に加湿器を使う必要もなくなる。
■独自の密閉構造で汚れた空気を逃さない
アイロボット
「クラーラ p7 Pro」(16万9800円)
独自の密閉構造技術で取り込んだ有害物質が本体内できれいな空気と混ざらないように設計されている。AI技術で花粉などのアレルゲンが特にひどい場合は積極的に浄化能力を高める。
■プラズマクラスター搭載でパワフル清浄
シャープ
「空気清浄機 FP-S120」(実勢価格:12万円前後)
幅333×奥行330×高さ578mmのコンパクトサイズながら、53畳まで対応できる大風量。プラズマクラスター25000で浮遊する有害物質も除去する。
■世界が認めたきれいな空気供給力
ブルーエア
「Protect 7770i」(16万5000円)
適応床面積が〜117m²(70畳)なので、人が集まる広い空間をハイスピード清浄。本体上部のタッチスクリーンには埃や臭い、空気質指数など空間の情報を可視化して表示してくれる。
■遠くの空気も引き寄せるテクノロジーで広範囲を浄化
ダイソン
「Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde」(12万6500円)
フィルターでPM0.1の微細な有害粒子や臭いを除去すると同時に、酸化分解触媒フィルターで空気中のホルムアルデヒドも分解。これまで培ってきた技術でキレイな空気を送り出す。
■ナノイーに加湿機能も搭載!理想の空気環境に
パナソニック
「F-VXV90」(9万9000円)
独自の気流技術と清潔イオンのナノイーXで室内の花粉を徹底的に除去。加えて、パワフルな加湿機能でスピーディーに適湿範囲にできる。冬場の室内環境の悩みを解決。
■4方向からパワフル吸引のハイブリッド方式
ダイニチ
「CL-HB922」(市場想定価格:7万9860円)
帯電させた微粒子を集塵プレートに吸着させる「電気集塵式」と花粉や埃など捕集する「静電NEOHフィルター」を組み合わせたハイブリット方式。活性炭脱臭フィルターで臭いもしっかり取り除く。
■1台に除湿・加湿・集塵・脱臭し1年中快適空間に
ダイキン
「除加湿ストリーマ 空気清浄機 MCZ704A-T」(実勢価格:19万3000円前後)
集塵と脱臭に加え、除湿・加湿機能も備えた、1年中部屋を快適にしてくれるモデル。「おまかせ運転」にセットしておけば、室内を空気清浄しながら適切な湿度に。フィルターは10年間交換不要。
※2023年11月6日発売「GoodsPress」12月号118-119ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊>
【関連記事】
◆美術品のような佇まいだけど、温風、送風、空気清浄の3役を兼ねるハイスペックな空気清浄機です
◆ルンバと連携する空気清浄機が登場!AI搭載により音声操作もできるぞ
◆竹炭を使った空気清浄機って面白い!調湿もできるってさ!
- Original:https://www.goodspress.jp/features/580723/
- Source:&GP
- Author:&GP