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【レビュー】CIOの最新軽量モバイルバッテリー2製品を徹底検証

CIO モバイルバッテリー「SMARTCOBY SLIM 」「SMARTCOBY Pro SLIM」レビュー
 
iPhoneのバッテリー残量にも重さにもストレスを感じずに持ち歩ける薄型軽量のモバイルバッテリーとして、CIOの新製品「SMARTCOBY SLIM」(容量5,000mAh)と「SMARTCOBY Pro SLIM」(容量10,000mAh)をレビューします。両製品とも現在、Amazonでセール対象となっています。本記事には、メーカーから提供いただいたサンプル品を使用しています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. CIOから発売されたモバイルバッテリー2製品をレビュー。
2. 「SMARTCOBY SLIM」(容量5,000mAh)は驚くほどの薄さと軽さが特徴。
3. 「SMARTCOBY Pro SLIM」は、10,000mAhの大容量と残量表示が魅力。

外出先でiPhoneのバッテリーがピンチ!油断を後悔した筆者

筆者は通常iPhoneをフル充電にして家を出ると、帰宅するまでバッテリーが持つことが多いですが、外出先で写真撮影が多かったり、帰宅が遅くなったりすると、バッテリー持ちに不安を感じることがあります。
 
先日は、外出先で電車に大幅な遅れが出て、運行情報を調べたりチャットやメールで連絡を取ったりしているうちにiPhoneのバッテリー残量が減ってヒヤヒヤしました。荷物が重くなるのを敬遠してモバイルバッテリーを持たずに外出したことを後悔し、小型で軽量なモバイルバッテリーを持ち歩くべきだったと実感しました。
 
そこで、日常的に持ち歩くのが苦にならないサイズのモバイルバッテリーとして、CIO(本社:大阪)が2024年1月に発売したばかりの新製品「SMARTCOBY SLIM」と「SMARTCOBY Pro SLIM」をレビューします。

容量5,000mAhと10,000mAhの2製品をレビュー

SMARTCOBY SLIM」(容量5,000mAh)には、USB PDによる単ポート最大出力20ワットのUSB-Cポートが2つあります。
 
SMARTCOBY Pro SLIM」(容量10,000mAh)には、USB-Cポートが2つ、USB-Aポートが1つあります。最大出力は単ポートで35ワットです。
 

 
両製品とも、モバイルバッテリー本体、USB-C to USB-Cケーブル(長さ約50センチ)と説明書(日本語&英語)が付属します。
 

 
両製品とも、ザラザラした表面仕上げが特徴的です。一眼レフカメラのようなシボ加工は、表面に傷がつくのを防ぐ効果があるそうです。光沢のある表面よりも落ち着いた雰囲気で、高級感があります。
 

 
両製品とも、パススルー充電に対応しているので、電源をモバイルバッテリーにつないでおくと、デバイスを優先して充電した上で、モバイルバッテリーに蓄電してくれます。

スリムで軽い!「SMARTCOBY SLIM」(5,000mAh)

「SMARTCOBY SLIM」は、2024年1月31日に一般販売が開始されています。
 
手にして見ると、軽さと薄さに驚かされます。iPhone14 Proと並べると、小ささと薄さが際立ちます。
 

 
小さめのバッグはもちろん、ワイシャツの胸ポケットやジャケットの内ポケットに入れても邪魔に感じません。
 

 
手元のスケールで測定してみたところ、約111グラムでした。
 

 
USB-Cポートが2つ並んで配置されています。両方とも入力と出力に対応しています。ポート1つだと最大20ワット、2ポート同時使用の場合は合計最大15ワットでの出力が可能です。
 

 
側面のボタンを押すと、バッテリー残量が%単位で表示されます。数字がはっきりと表示されるので、明るい屋外でも読み取りやすそうです。
 

 
デバイスへの高速充電中と、モバイルバッテリーへの蓄電中には、緑色の稲妻アイコンが表示されます。
 

 
出力18ワット以上のUSB-C充電器と対応ケーブルをつなげば、モバイルバッテリーに高速蓄電でき、約130分間でフル蓄電が可能です。
 

 

残量20%のiPhone、30分間でどこまで充電できる?

フル充電した「SMARTCOBY SLIM」で、バッテリー残量20%の警告が出たiPhone14 Proを30分間、充電してみました。
 
30分間で、iPhoneはバッテリー残量不安を感じる20%から、ひとまず安心できるレベルの67%まで充電できました
 
「SMARTCOBY SLIM」のバッテリー残量は52%となりました。
 

 
単純計算すると、iPhoneのバッテリー残量20%から67%までの充電をもう1回こなせることになり、外出時の安心感につながります。
 
大容量のモバイルバッテリーは重くてかさばるので、持ち歩くのは気が引けてしまいますが、バッグに入れても邪魔にならず、ジャケットのポケットなどに収まるスリムな「SMARTCOBY SLIM」なら常に気軽に持ち歩けるので、iPhoneなどを安心してフル活用できそうです。

「SMARTCOBY Pro SLIM」(10,000mAh)

「SMARTCOBY Pro SLIM」は、2024年1月3日に一般販売が開始されています。
 
10,000mAhの大容量ながら18ミリという薄さが印象的です。CIOによると、容量10,000mAh、出力30ワット以上のモバイルバッテリーでは世界最薄級とのことです。
 

 
手元のスケールで測定してみたところ、約177グラムでした。
 

 
USB-Cポートが2つ、USB-Aポートが1つ、並んで配置されています。2つのUSB-Cポートはどちらも入力と出力に対応しています。USB-Cポート1つだと最大35ワット、複数ポート利用時は合計最大30ワットで出力可能です。
 

 
最大出力の35ワットなら、MacBook Airなどノートパソコンを充電して駆動時間を稼ぐのにも利用できます。
 
側面のボタンを押すと、LEDのドットでバッテリー残量が表示されます。ディスプレイではなく本体に埋め込まれたLEDドット表示は、クールで近未来的なデザインで、使う楽しさが感じられます。
 

 
モバイルバッテリーへの充電中には、バッテリーのアイコンが点滅表示されます。
 

 
 
出力35ワット以上のUSB-C充電器と対応ケーブルをつなげば、モバイルバッテリーに高速蓄電でき、約90分間でフル蓄電が可能です。

 

残量20%のiPhone、30分間でどこまで充電できる?

フル充電した「SMARTCOBY Pro SLIM」で、バッテリー残量20%の警告が出たiPhone14 Proを30分間、充電してみました。
 

 
30分間で、iPhoneはバッテリー残量不安を感じる20%から、安心して使えるレベルの68%まで充電できました。
 
「SMARTCOBY Pro SLIM」のバッテリー残量は79%で、まだまだ余裕が感じられます。
 

 
「SMARTCOBY Pro SLIM」なら、最大35ワットで出力できるので、iPhoneだけでなく、MacBook Airなどのバッテリー駆動時間を稼ぐのにも使えます。

Amazonタイムセールでセール価格で購入可能

Amazon.co.jpにおける通常価格(以下、税込)は、「SMARTCOBY SLIM」が3,498円、「SMARTCOBY Pro SLIM」は4,818円です。
 
両製品ともに、カラーバリエーションはブラックとホワイトが用意されています。
 
両製品とも、2月4日(日)午後11時59分までの期間開催されている、Amazonのタイムセール対象となっており、「SMARTCOBY SLIM」は約10%オフの3,140円、「SMARTCOBY Pro SLIM」は約9%オフの4,380円で購入可能です。
 
Amazonのタイムセールではこのほか、コンパクトで高出力の充電器「NovaPort 」シリーズや、しなやかなシリコン製ケーブルなどがセール対象となっています。

 
 
参照:CIO (1), (2)
(hato)

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