Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proでは、虹彩認識「Optic ID」が新たに導入されていますが、それでもパスコードの入力が要求されることが度々あるといいます。Vision Proではパスコードを忘れてしまった場合、Apple Storeにデバイスを持ち込まなければリセットを行うことはできないことがわかっていましたが、visionOS1.1ベータでユーザー自身が行えるようになっている模様です。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleのMRヘッドセットVision Proでは、パスコードを忘れた場合Apple Storeに持ち込まなければならない。
2. visionOS1.1ベータで、ユーザー自身がパスコードのリセットを行えるようになっているという。
3. iPhoneと同様の手順でVision Proでもパスコードのリセットを行えるようだ。
アナログすぎる対応に非難が集中
iPhoneでも同じですが、生体認証だけでなくパスコードの入力が求められることは要所要所であります。
Vision Proで導入されたOptic IDで、虹彩の画像からユーザー認証を行うことが可能となりましたが、この便利な機能に頼りすぎたユーザーがパスコードを忘れてしまったところ、デバイスをApple Storeに直接持ち込むか修理センターに送付しなければならないことが判明し、アナログすぎると物議を醸していました。
最新ベータでオプションが追加
幸いなことに、visionOS1.1ベータにiPhoneなどのデバイスのようにユーザー自身がパスコードのリセットを行える機能が追加されているのがわかったそうです。
iPhoneではパスコードのリセットの際、デバイスをリカバリーモードにして消去し、もう一度設定し直す必要がありますが、Vision Proでも同様の手順を踏まなければならないようです。なお、iPhoneの場合、データや設定はバックアップから復元することが可能です。
Vision ProはAppleにとっても実験的なデバイスだと推測されるため、出荷時にリセット機能を実装し忘れても仕方がないのではないでしょうか。
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-574630/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania