デバイス分解で知られるiFixitがAppleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proの分解を試みたところ、同機のマイクロOLEDディスプレイの画素密度は非常に高く、3,386 ppiであることが判明したとのことです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iFixitがAppleの複合現実ヘッドセットVision Proの分解を試みた。
2. 同機のマイクロOLEDディスプレイの画素密度は非常に高く、3,386 ppiであることが判明。
3. その密度はiPhoneの50倍だという。
iPhoneのピクセル1個に50個がフィット!
Apple Vision Proの画素密度、3,386 ppiという数字は、どれくらいすごいのかわかりにくいですが、iPhone15 Pro Maxと比べるとそのすごさがよくわかります。
iPhone15 Pro Maxは1,290 x 2,796ピクセルで、画素密度は460 ppiとなっていますが、Vision Proのピクセルそれよりもはるかに小さく、左右2枚のディスプレイに2,300万個が詰まっており、iPhoneのピクセル1個に50個がフィットする計算になるとのことです。
Vision ProのマイクロOLEDディスプレイは、元々ソニー製のものが採用されるといわれていましたが、TrendForceによれば、最終的には中国のSeeyaとBOEがサプライヤーとして選ばれたとのことです。
Vision Proの部品価格はいくら?
IT之家によれば、Apple Vision Proのハードウェア製造コストはおおよそ1,700ドル(約25万円)であるとのことで、その販売価格3,499ドルのほぼ半分を占めています。
Vision Proサプライチェーンの中で最も大きなシェアを獲得しているのは、放熱部品モジュールとヘッドバンド、アイマスクとノーズピースなどを独占供給する広東省のLingyi iTechで、1台あたり約250~300ドルに達するといわれています。
Photo:iFixit/YouTube
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-574761/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania