iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズでは、iPhone15 Plusを除き最多の受注台数を誇るFoxconnですが、iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズではこれが大きく低下する見通しです。
iPhoneを製造するサプライヤーの分散は、ユーザーにとって不測の事態における製造台数減少のリスク低減に繋がるという利点があります。
iPhone16/16 Proシリーズのサプライヤー別受注比率予測
台湾メディアによれば、iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズの総製造台数におけるFoxconnの受注比率は60%ですが、iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズでは40%〜50%まで低下する可能性があります。
代わりに受注比率を増やしそうなのは、中国Luxshare PrecisionとインドTataグループです。
入手困難と中古価格の高止まりを招いた過去
報道通りであれば、高い組み立て精度が求められ、新機能を最初に導入するiPhone16 Proシリーズの受注比率は引き続きFoxconnが他のサプライヤーより優位に立つも、iPhone16の受注比率では2番手もしくは3番手になる可能性があると、筆者は予測します。
Foxconnの受注比率低下の最初のきっかけとなったのは、新型コロナウイルス感染症流行に伴う工場閉鎖です。
これはFoxconnだけの責任とは言えないまでも、これまでにないほどiPhone14 Proシリーズの納期が長くなり、Appleにとって販売機会の逸失、ユーザーにとっては入手困難と中古価格の高止まりを招きましたので、サプライヤーが分散されることでこうした自体が再び起こることが予防されるメリットもあると考えられます。
Photo:IT之家, Apple Hub(@theapplehub)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/news-575199/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729