ウマいお米が炊ける！炊飯器の賢い選び方【趣味な大人のベストバイギア】

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9か月前

【趣味な大人のベストバイギア】

美味しいおかずを作ったら、日本人ならやっぱり欲しくなるのが炊きたてで美味しいご飯。炊飯器メーカーそれぞれのこだわりや“得意”を知れば、好みの食感や炊き加減を味わえる炊飯器に出会える近道になるはず！

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美味しいご飯と言っても、その硬さや弾力、甘みとうまみの強さや加減など好みはまさに十人十色。自分が美味しい思える理想的な炊飯器選びのコツを家電プロレビュアーの石井さんに聞いた。

「大きく分けると圧力をかけるタイプとかけないタイプがありますが、もちもちで甘味が強い圧力をかけているタイプが流行りではあるかなという印象です。ただ、圧力をかけていないタイプはちょっと固めのシャッキリタイプになっていて、お米が持つ本来の香りや風味などが出やすいので、お米そのものや品種にこだわっている人はそちらを選ぶのがオススメですね。またおこげが好きなら土鍋タイプのものや、おこげモードが搭載されているものも良いと思いますよ」

また、価格による炊きあがりの違いや狙い目の価格帯についても聞いた。

「高級モデルに関しては、どれも普通のお米であってもある程度まで美味しさを引き上げてくれます。10万円クラスのものであれば基本どれを選んでも失敗はないはず。ただ、製品ごとに炊き方に個性があるので、高級モデルが必ずしも自分の好みにマッチするかと言われれば、そうではないです。メーカーごとのこだわりにも注目して選んでみてください」

家電プロレビュアー／石井和美さん
さまざまな家電を主婦目線で実際に使いながらレビューするための「家電ラボ」を開設しているライター＆コメンテーター。多くの媒体で情報発信をしている

■独自の対流がお米本来のおいしさを引き出す

象印マホービン
「炎舞炊き NW-PV10」（実勢価格：9万6580円前後）

口に含んだときの香りや甘み、弾力がしっかりと感じられて、お米好きにはたまりません。炊飯後に食感を評価することで好みの食感になっていく「わが家炊き」は合理的で良い機能ですね（石井さん）

炊きムラがなくふっくらおいしいお米が炊ける秘密は独立した4つのヒーター。このヒーターがローテーションしながら対角線上に加熱することで、かまどで炊いているような自然で激しい対流を生み出す。81通りの炊き方があり、日々理想のお米に近づく機能が個性的。

▲トップパネルには大きく見やすいディスプレイと操作しやすいボタンを配置。それでいて凹凸が少なくお手入れが簡単だ。通常の炊飯モードのほか、81通りから好みの食感で炊ける「わが家炊き」も選択可能

■高い遠赤効果で、ふっくら粘りのある仕上がり

タイガー魔法瓶
「IHジャー炊飯器 JPW-T100」（実勢価格：2万3100円前後）

価格は抑えめでありながら、しっかりと美味しく炊けますね。冷めたご飯も美味しいですし、お手入れも簡単。全体のバランスに優れ、予算が少なくても満足できる一台だと思います（石井さん）

内なべの底と側面からの高加熱で、全体を強火で包み込むように芯までふっくら炊きあげる炊飯器。また、約110〜115°Cの高温蒸らしが甘みと旨みを引き出してくれる。冷凍ご飯用メニューや0.5合が最短約15分で炊ける「少量高速」メニューなどうれしい機能も搭載。

▲遠赤コーティングを施した内なべの「遠赤黒厚釜」は遠赤外線効果を高めて効率よい発熱を実現。水分をお米一粒ひと粒までムラなく均一に広げて、ふっくら粘りのあるごはんを炊きあげる

■計量から炊飯まで「全自動」で生活スタイルが変わる

パナソニック
「自動計量IH炊飯器 SR-AX1」（実勢価格：4万6000円前後）

お米と水の正確な計量は便利なだけでなく味の面でも◎。ふんわりとしてみずみずしく、ツヤや照りがある炊きあがりが特徴です。利便性だけではなく、しっかり美味しい点が良いですね（石井さん）

事前に無洗米と水をセットしておくことで、ボタンひとつで計量から炊飯までを全自動でこなしてくれる便利な炊飯器。米は約2kgまでタンクに補充可能で毎日セットする必要はない。出先でもアプリから炊飯予約が可能なので帰宅してすぐに炊き立てが食べられる。

▲専用アプリから帰る時間に合わせて炊飯の予約ができるほか、予約の取り消しや変更が可能。お米の残量を登録しておけば、炊飯量に連動して、補充タイミングの通知もしてくれる

■50銘柄のお米それぞれに合わせた炊飯モード搭載

三菱電機
「本炭釜紬 NJ-BW10F」（実勢価格：11万円前後）

圧力をあえてかけずに粒立ちのいいごはんを炊き上げます。ウチの子どもはこの食感が大好き。銘柄ごとの炊き分けもできるので、こだわりがある人や良いお米を炊くときには最適です（石井さん）

フタ、釜底、胴回りの全方向から包み込む八重のヒーターを搭載した「八重全面加熱」により炊きムラのないもっちりとしたごはんに仕上がる。驚きなのは、全国50銘柄ものお米それぞれの個性を引き出す専用モードがあること。お米にこだわりがある人にも嬉しい機能だ。

▲いつも触るふた開きボタンにSIAA認定抗菌（※）を施し、清潔で衛生的な状態を保つことができる。ほかにもお手入れがしやすく、視認性の良い液晶や水位メモリなど使いやすさも◎

※無機抗菌剤、塗装、ふた開きボタン、JP0122075X0079O。SIAAマークは ISO22196法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。試験機関：（一財）ボーケン品質評価機構、試験方法：JIS Z 2801に基づく、抗菌方式：抗菌剤（ふた開きボタン）、試験結果:99％以上

■シンプル設計で一人暮らしの人にもぴったり

コイズミ
「ライスクッカーミニ」（実勢価格：7678円前後）

少ない分量を素早く、しかも美味しく炊くことができる炊飯器です。ころんとして可愛らしいデザインも素敵。また、手の届きやすい価格帯なのも嬉しいポイントですね（石井さん）

1.5合炊きの炊飯器で、1合を20分ほどで炊きあげる。シンプルな設計ながら十分な機能を備えているので、夫婦二人暮らしや単身赴任、大学生の一人暮らしなどにもオススメ。軽量＆省スペースなので使い方次第では職場で毎日炊き立てご飯を食べるなんてこともできる。

▲内釜は前も出るより0.2mm厚くリニューアル。熱を逃しにくくご飯を美味しく炊き上げられる。それでいてコンパクトなサイズ感も両立しており誰もが使いやすいモデルだ。

※2024年2月6日発売「GoodsPress」3月号38-39ページの記事をもとに構成しています

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＜文／山本晃平＞

Original:https://www.goodspress.jp/features/584474/
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