【Apple Watch Hacks_15】
Apple Watchで時間をチェックする方法として、シンプルに時計を見たり、カレンダーと連動した通知をチェックしたり、タイマーをセットしたり——といった使い方は定番です。一方、「文字盤を見ずに時刻をチェックする方法」や「正時にチャイムを鳴らすための設定」などはご存知でしょうか? 本稿では、こうした時間管理に関するApple Watchの活用テクニックを3つ解説していきます。
1. 振動でこっそり時間をチェックする
Apple Watchには、時計を見ずに振動によって時刻をチェックできる「Tapticタイム」という機能が備わっています。あらかじめ「設定」アプリから同機能を有効にしておき、ウォッチの画面を2本指で押さえ続けると、バイブレーションがブルブルっと震えて、その震え方で時刻がわかるという仕組みです。
ウォッチの「設定」アプリから「時計」→「Tapticタイム」を選択し、同機能のスイッチをオンに。「数字通り」「おおよそ」「モールス信号」のいずれかの振動パターンを選びましょう。
設定の準備ができたら、あとは2本指で画面を長押しします。これでバイブレーションが時刻の数字を教えてくれます。
ちなみに、関連した設定として注意しておきたいのは、同じく「設定」アプリ内の「時計」画面にある「時刻を読み上げる」というスイッチです。これがオンになっている場合、消音モードがオフだと、画面を2本指で押さえ続けたときにSiriが音声で時刻を読み上げてしまいます。Tapticタイムを使う前提でうっかりミスを防ぐためには、こちらの機能はオフにしておいた方がよいでしょう。
また、もし「時刻を読み上げる」を併用したいという場合も、同機能のモードとして「消音モードで制御」を選んでおきましょう。ここが「常に読み上げる」になっていると、消音モードをオンにした場合でもTapticタイムがうまく作動しません。
2. Apple Watchでチャイムを鳴らす
実はApple Watchには、正時(しょうじ=ぴったり◯時のこと)になったことを知らせる「チャイム」機能が備わっています(正時以外にも2パターン設定可)。とは言っても、学校のチャイムのように長々鳴るわけではなく、ティロンっと控えめに鳴るだけ。作業に集中しすぎて時間経過を忘れがちという人や、勉強や仕事の時間配分を意識したい人は、使って見ると良いでしょう。
設定は、Apple Watchの「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」から「チャイム」を選択。次画面で「チャイム」のスイッチを有効にし、「スケジュール」をタップ。必要に応じて、「正時」「30分」「15分」のどれかを選びましょう。
これで、時間になると控えめな通知音が鳴って知らせてくれます。音については、上述の設定画面にある「サウンド」の欄から、「ベル」を「鳥」に変更することもできます。
3. ポモドーロ・テクニックを使う
作業に伴う時間管理の術として、集中と短い休憩を交互に繰り返す「ポモドーロ・テクニック」が有名です。Apple Watchでサードパーティ製のアプリを使えば、このポモドーロ・テクニックを実行しやすくなります。
App Store上にはさまざまなポモドーロ・テクニック用のアプリが提供されていますが、例えば「Flat tomato」(無料、App内課金)は、Apple Watchにも対応しているアプリです。これをインストールして使うことで、ポモドーロ・テクニックのための、作業時間・休憩時間用カウントダウンタイマーを素早く表示できます。
アプリの使い方はシンプルで、
(1)画面に表示された再生ボタンをタップしてオンにする操作
(2)右下の「・・・」ボタンから表示されるメニューで、スキップやフィニッシュを選ぶ操作
この2つがわかっていればOKです。
なお、インターバルの時間を変更したい場合には、画面右下の「・・・」ボタンから「設置」(※おそらく「settings」の誤訳でしょうが、アプリ内でこのように表示されます)をタップ。時間の数値を調整しましょう。
* * *
特にチャイムのように強くアピールされてこなかった機能は、Apple Watchを長く使ってきた人でも意外と存在に気づいていないことが多いのでは。もし、本稿で紹介したような使い方をまだ活用したことがないようでしたら、ぜひお手元のApple Watchにて試してみてください。
<文/井上 晃>
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- Original:https://www.goodspress.jp/howto/585443/
- Source:&GP
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