世界の機内食案内［36］JAL　ホノルル～成田

＆GP

8か月前

雨季のハワイは、いつも以上に自然が生き生き、トレッキング中心のスケジュールだったので、体も程よく動かせ、心身ともにパワーチャージができました。

「ハワイって海に加えて、山もかなりいい！」と改めて感じたあっというまの滞在。「せめて10日は滞在しないともの足りない！」と、若干後ろ髪をひかれつつ、ダニエル・K・イノウエ国際空港へ向かいます。

日本への帰国は往路同様にJAL（日本航空）を利用。

ちょうど搭乗した2月2日は、JAL国際線就航70周年当日！　記念イベントが開催されていました。

初便は、東京ーホノルルーサンフランシスコ線で、ウェーキ島での着陸も含めホノルルまで約18時間10分、サンフランシスコまで約31時間の空の旅だったんだそう。盛り上がる羽田便の搭乗エリアを横目に、12時20分に出発、成田国際空港到着16時45分のJL783便へ。

機内サービスでは、最初に提供されるおかきに70周年らしい演出を発見。ゴールドにしっとり輝くパッケージと70周年のロゴがキラリと光ります。お祝い感もたっぷりで、思わずにっこり。ドリンクはノーマルの「スカイタイムももとぶどう」をオーダー。昼間の便なのでお酒は控えることに。

さらにJAL国際線70周年記念として「国際線機内Wi-Fi無料キャンペーン」も利用ができました。2月29日までの期間限定、サクサク繋がりSNSのチェックがスムーズ。24時間有効なのもありがたかったです。

◯牛すき焼きご飯添え
◯ポテトサラダ、スモークサーモン
◯豆腐サラダ
◯フレッシュフルーツ
◯クッキー（Big Island Candies）
◯コーヒー、紅茶、緑茶

「チキンペンネパスタ」または「牛すき焼きご飯添え」のいずれかが選べるとのことで、今回は後者をチョイス。前日大雨にあたり「丸亀製麺」ワイキキ店のうどんで暖を取ったゆえ、ご飯ものが食べたかったんです。

以前、サンディエゴ線で味わった有名牛丼チェーンとのコラボ牛丼を思い出しつつ、パクッと頬張り「お肉とご飯のほどよいしみしみ具合が最高…」と、その美味しさにじんわり幸せを感じました。錦糸卵や紅生姜と彩りもバッチリです。

箸休めには「ポテトサラダ、スモークサーモン」を。優しい口溶けとしっかりサーモンの塩味で◎。パンにサンドして食べたくなってしまいました。

「豆腐サラダ」は、濃厚なごま風味。ミルキーな味わいながら、食べ進むとクセになります。こちらもかなりお酒に合うんでしょうね。

そしてハワイ線の復路といえば、1977年創業のハワイ島の老舗「Big Island Candies」のクッキー。箱入りで「何味かな〜？」と毎回開けるのが楽しみ。今回は「LEMMON SHORTBREAD」と「WHITE DIPPED TARO SHORT BREAD」の2フレーバーでした。

スクエアタイプの厚めのクッキーは、食べ応えも抜群！　「機内で食べてファンになった」なんて人も多いのでは？　爽やかなレモン味にハワイを感じるタロ芋フレーバーと、「また旅行にいかなきゃ！」と思わせる、そんな素敵な演出です。うぅ、ハワイ島にも行きたくなってきました。

なお、食事にはハワイアンウォーターも付属。あとで機内で飲むのにとっておくことに。

◯ツナマヨネーズサラダのクロワッサンサンド
◯アイスクリーム
◯コーヒー、紅茶、緑茶

着陸前の軽めの食事は、クロワッサンサンド。ツナがぎっしりながらサクッと食べられる量。モクモクと味わったら、コンソメスープをゴクリ。ついついJAL便だとスープを頼んでしまう美味しさの魔法がありますよね。

そして食後は機内食の大定番・ハーゲンダッツが待っています。フライトで提供されるダッツって、通常よりも大きめなのが嬉しいところ。

食後に機内販売でお買い物をしていたら、あっという間に成田国際空港に到着。「絶対に1タミでうなぎを食べてから帰るぞ！」と意気込んでいましたが、大荷物ゆえに次の機会に持ち越し。ちなみに、何かと次に空港へ来た際に「やりたいこと」を決めておくと、積極的に足を運ぶきっかけとなるのでおすすめです。

※機内食メニューは2024年2月のエコノミークラスものです

＜取材・文／相川真由美＞

相川真由美｜エディター／ライター。ライフスタイル系雑誌の編集アシスタントを経て、IT系週刊誌・月刊誌で約10年以上編集者として刊行にたずさわる。現在は、フリーの編集記者として国内外のテーマパークやエンタメ、ならびに観光、航空関連の取材・インタビューを中心に執筆中。