【狭小秘密基地拝見!】
バイク好きにとって愛車の保管場所は悩ましい。雨ざらしにはしたくないし、シートカバーを掛けておいても、イタズラや盗難の心配がある。やっぱり風雨をしのげて、簡単な整備もできるガレージか欲しい。そんな夢をDIYで叶えたのが新田夫妻だ。
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裕次さんはバイクのロードレースや自転車レースにも参戦していた経験がある会社員。整理収納アドバイザーである、妻のゆかさんとは共通の趣味であるバイクを通して知り合い結婚。今は協力して、やはりDIYで自宅のリノベーションに取り組んでいる
自分の趣味に没頭できる空間を持つことは誰しもが夢みる。ましてやその趣味がクルマやバイクだと、愛車の保管や整備できるガレージが欲しくなる。そんな夢を夫婦でのDIYで実現した新田さん夫妻。
「家を買った時、最初は軒下に置いていました。でも、それだと野晒し同様だし、傷んでくるから庭にガレージを作りたいと主人が言い出したんです」
この感覚はバイク愛好家には、痛いほどよく分かるはず。置いてある愛車が風雨に晒されているのを見ると、何だか可哀想に思えてくるのだ。
そして庭に建てていいのかを役所に問い合わせたところ、6㎡以下であれば大丈夫という返事。計画が動き出した。
「でも正確に図面を描いたわけではありません。概略だけ。あとは全部現場で対応していこうと決めていました(笑)。私が機械の設置などの仕事をしているので、最初に図面を描いてしまうと、実際には上手くいかない場合があることを経験していましたから」と裕次さん。
とは言え、お二人とも以前からDIYはしていても、建築物を建てた経験はない。
「せめて基礎工事は業者に頼もうと言ったんですが、主人が大丈夫だと。だから本当にできるのかなぁ、と(笑)」
ゆかさんが半信半疑に思うのも当然だろう。しかし裕次さんが基礎から始めて、約3ヵ月弱でガレージが完成した。
「内装は木肌を活かした感じで、外壁は白くしてと言っていたんですが、見事に実現してくれました。感謝しています」
お洒落な佇まいの中には、耐火材を使ったり、工具箱やラジカセの色を統一したりと、お二人のこだわりが詰まっている。そして完成から約10年経っているが、大きな台風が来てもビクともせず、愛車の保管や整備、住居のDIYに使う材料の加工などに役立てている。
<自らの手で「夢空間」ができるまで>
[基礎作り]
[柱と壁面を作る]
[屋根の基礎を作る]
[床にコンクリートを打つ]
※2024年2月6日発売「GoodsPress」3月号64-65ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/585798/
- Source:&GP
- Author:&GP