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Apple、iOS18とmacOS 15で新しいアクセシビリティ機能を搭載か

Appleは、アプリをより使いやすく操作しやすいものとするため、OSのリリースごとに様々な新しいアクセシビリティ機能の提供や既存機能の改善を行っています。iOS18(コードネームCrystal)及びmacOS 15(コードネームGlow)も例外ではなく、同社は既存機能の強化に加えて、いくつかの新しいアクセシビリティ機能の開発に取り組んでおり、今年後半に提供される予定であることがMacRumorsの報道で明らかとなりました。

新しいアクセシビリティ機能と強化される機能

適応型音声ショートカット(Adaptive Voice Shortcuts)

適応型音声ショートカット(Adaptive Voice Shortcuts)と呼ばれる機能により、ユーザーは固有の音声フレーズをアクセシビリティ設定にマッピングできるようになります。ユーザーには、カスタムフレーズを作成し、そのフレーズを話すことで切り替えたいアクセシビリティ設定を選択するオプションが提供されます。

適応型音声ショートカットを使用することで、ユーザーはVoiceOver、音声コントロール、ズームなどの既存のアクセシビリティ機能を切り替えることが可能です。

「ライブスピーチ」に新しく「カテゴリ」の項目が追加


ライブスピーチ機能はAppleのOSに既に搭載されていますが、ユーザーが作成した「カテゴリ」を表示する新しい項目が追加されます。ユーザーは、フレーズを自分の好きなカテゴリに分類できるようになるということです。カテゴリには自由に名前をつけることが可能で、アイコンは約20種類の中から選んで設定できます。

フォントサイズの一括カスタマイズ機能に対応するアプリが拡大

現在、アプリのフォントサイズを一括でカスタマイズすることが可能ですが、Appleはこの機能に対応するアプリを拡大する予定だということです。macOS Sonomaでは、「設定」 > 「アクセシビリティ」の順に選択し、「ディスプレイ」よりフォントサイズの変更ができます。


macOS Sonomaでは現在、カレンダー、Finder、メール、メッセージ、メモアプリが、フォントサイズの一括カスタマイズ機能に対応しています。macOS 15では、さらにApple Books、ニュース、株価、ヒント、天気予報アプリでこの機能がサポートされる予定です。

フォントサイズのカスタマイズ機能に詳しい情報筋がMacRumorsに語った内容によると、AppleはmacOS内のメニューバーのフォントサイズを変更する機能を社内でテストしていますが、この機能をエンドユーザーに提供するかどうかは不明だということです。

これらの機能は開発中ではありますが、必ず年内に提供されるとは限りません。Appleは何らかの理由で自社の基準を満たさないプロジェクトを中止することで知られています。

iOSでも一括でアプリのフォントサイズ変更が可能

iPhone、iPad、iPod touchでも一括でアプリのフォントサイズを変更することができます。フォントサイズの変更は、「設定」 > 「画面表示と明るさ」の順に選択し、「文字サイズを変更」から可能です。フォントをさらに大きくしたい場合は、「アクセシビリティ」の「画面表示とテキストサイズ」より変更できます。

ちなみにアプリごとにフォントサイズを変更することも可能で、「アクセシビリティ」 > 「アプリごとの設定」からアプリを選んで設定可能です。

iOSにおいては、フォントサイズの一括カスタマイズ機能に対応するアプリが拡大するかどうかは不明ですが、個々に文字サイズを変更することは稀だと思いますので、対応アプリが増えればさらにアクセシビリティは向上するでしょう。

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